12/12応援講座 ~流域と暮らし~ を開催しました。

2022.1.25 開催レポート


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12月12日(火祝)里山と暮らす応援講座
~流域と暮らし/源流から観る命のつながり~

応援講座の後半は「SDGs里山文化編」です。初回は暮らし全体をつなげる“流域” をテーマにお二人の講師にお越しいただきました。山口氏(パナソニック)から企業の本格的な取組みのお話、木村氏から源流を守り続けている川上村のお話を 聞くと、感銘を受けるとともに下流民として何ができるのか反省することしきりでした。

午後は持尾の小さな源流をたずねて小さな保全作業(溝掃除)を行い、 小さな苔の観察をして冬枯れの美しい雑木林を歩きました。一日の終わりは、かき餅を源流生まれの稲わらでつなげる小さな手仕事をしながら、流域全体に思いをはせて終了しました。

<みなさんの感想より>

・超一流の企業がイメージアップのためでなく、本気で会社の柱の一つとして取り組まれていることに感動しました。“流域全体で考える”は私にとって新しい視点です。下流に住む私は、どんな眼差しを上流に向ければ良いでしょうか。

・故郷の海がときにゴミでものすごく汚れていますが、使う人の立場で協力できるのがわかってほっとしました。午後は都会では忘れてる原点を見て、手入れをして楽しかったです。

・私自身のSDGsは、そんなおいしいもんを食べなくても遠くに行かなくても、幸せを感じることかな。実地の汗、流すことも時にはあるが、その場限りで終わっ ているのではないか?でもちょっとずつでも積み重ねていけたらと思う。

・川上村のダムと川上宣言の話を聞いて、流行にのったフワッとしたSDGsではなく、身を削って社会の持続性を優先選択する、という重みを感じた。

・消費者である市民一人ひとりが生き方を見直さないと解決の見えない深いテーマがあると感じました。川上村の源流保全と流域全体を取り込んだ環境教育を学び、古くからの生活様式と最先端のSDGsとのつながりを見た気がしました。

・こけや日本語の語源については、なかなか聞けない話だった。子供(孫)たちが自然循環について学んでいる姿を想像したい。私たちの幼少の頃には、このような授業がなかったように思う。

・今までいかに自分が環境問題に無関心で生活をしてきたかを実感しました。山 の木・草・苔の住み分けの話も大変勉強になました。全体を通して、ふだん忘 れていた環境のことを思い返すとても良い機会となりました。

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