応援講座 ~流域から森を観てみよう~ 開催しました。

2022.8.24 開催レポート


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7月24日(日)里山と暮らす応援講座 森創り編
~流域全体から森を観てみよう~

猛暑の一歩手前、標高が高くて比較的すずしい持尾、午前中は大阪府生物多様性センターの土井講師から、グリーンインフラや生物多様性について興味深いお話 をうかがい、斯波さん山の自動カメラに映った動物たちも見てもらいました。午後はタニに移動して昼食、午前のお話の現地実践として、水路の泥上げと田草とり作業に取り組み、小さな水源から広い海まで流域全体に思いをはせました。カ ヤネズミの巣やタイコウチも発見、生きものたちの豊かさも実感しました。最後に斯波さん山を散策して夏の雑木林を堪能したあと、今日のおやつはこの時期に定番の半夏生餅です。竹炭焙煎のアイスコーヒーとともに、水分塩分糖分を補給して終了しました。


<みなさんの感想より>

・朝のお話では“グリーンインフラ”という言葉を初めて聞いて、コンクリートのグレーと対比した言葉でとても印象に残りました。自然の中でゆったりとした気分になりました。

・便利な生活に慣れすぎていてインフラ整備に目がいきがちだが、長ーい目で考えて、防災、森林整備、次の世代へと全体でどうしていくべきか問題提起となった。難しい問題ですね。

・夏の暑い中での作業は重労働。現在は除草剤での作業と聞いています。無農薬での農業は難しいものだと泥まみれになりながら感じました。今日のグッズ:オニヤンマ君(の手作りブローチ)

・山の防災の話も数字(データ)を交えてもらって、興味をもって聞かせてもらいました。田んぼはひさしぶりに入って足が気持ちよかった。とても気持ちの良い夏の棚田体験でした。

・水源地の台地部分の左右に分かれる水路を整備、夏になると涸れてしまいそうな少量の水を大事に棚田まで届くよう泥上げ。良いお米ができますように。

・田んぼで3回こけて、稲株を3株たおしてしまった。これはごはん1杯をふみつぶしたことになるのかと思うと、もったいないことをしたと後悔しました。次からは、すり足で少しずつ歩く。刈払機と一緒。

・田んぼの草取りは泥遊びのようで楽しかったが、無農薬で稲を育てることの大変さを身をもって体験できる貴重なものだった。トノサマガエル、カヤネズミ、 タイコウチなどの生き物も観察できて生物多様性の豊かさを実感した。身体を動かした後のお餅と珈琲は格別でした。(土井講師)

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