旧暦と暮らす ~重陽の節供~ 開催しました。

2022.10.12 開催レポート


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9月18日(日)旧暦と暮らす 重陽編
~さとあす※イベント~

※里山倶楽部とASPA(南太平洋協会)とのコラボ企画です。

今回のテーマは「重陽の節供」、あまり知られていないですが、菊を飾って長寿をねがう節供です。“後の雛祭り”としてお雛様をかざるのも、知らなければ珍しい風習です。ASPAの栗原さんのお話で、旧暦と行事の主旨、しつらえについて学んだあとは、秋の七種さがしに里山に出かけました。クズ、ススキ、ハギとキク科の植物を観察しましたが、あとは絶滅危惧種という現実にみなさん驚いておられました。かぼちゃの家にもどり、簡単な和菓子を手作りして菊茶といっしょに賞味し、最後に雛壇の前で記念撮影して終了。この日に飾ったたくさんの菊の花は、会員の菊農家さんから提供いただきました。ありがとうございました。

<みなさんの感想より>

・初の里山倶楽部、初の重陽の節供、実は中身をあまり知らず。里山を歩いて回れたのは良かった。日頃は歩いて木々や花をじっくり見る機会がないので。ただ日本は山林の国、後継者がいないだけにもっと国が力を入れてやるべきことだと思われる。官民あげての取組みが必要と感じた。

・ASPA、里山倶楽部に出会ってなかったら、このような貴重な体験ができなかったので感謝しています。重陽の節供について奥が深く、もっと歴史などを知りたくなりました。絶滅危惧の植物がたくさんあることを知って、少し悲しい気持ちになりましたが、これを絶やさないように努力していこうと思いました。

・今年の重陽の節供には、わたしなりのお飾りをして愛でたいと思います。持尾で里山の雰囲気をいろいろ感じさせてもらいました。

・秋の七草のうち半分が絶滅危惧種とは!

・旧暦って日常の生活とは掛けはなれた時代になっている。“旧”という言葉に古いもの、時代おくれのものというイメージがあるのかも。自然のながれ、季節を感じて生活することは、旧暦を意識することだと思いました。今の日本に薄れてしまった旧暦にふたたび光をあてることがとても大切なことだと思う。

・何をするかわからなかった重陽の節供が少しわかるようになりました。秋の七 草は希少植物になっているものもあり、それだけ昔と生活が変わったということで、それはそれで仕方ないのかなあと思いました。

・重陽の節供という、節供の中でもあまり意識していない節供をあらためて感じられてよかった。お話、フィールド、お菓子といろいろあってよかった。あらためて月を見る習慣を子供たちに伝えていきたい。

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