1/15応援講座 “炭焼き準備&薪づくり”を開催しました。

2023.2.10 開催レポート


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1月15日(日)里山と暮らす応援講座 森創り編
~炭焼き準備&薪づくり~

先月にひきつづき西村講師のもと、まずは林業現場の大変さがわかる写真を見ながら、林業活性化の各地事例や日本の施策まで話が及びました。早めの昼食後、斯波さん山での最初の作業は、炭焼き用材の搬出用シュートや資材を運びあげることです。

山頂でチェーンソーでの伐採を少しだけ体験したあとは、先月の玉切り材をみんなで運んで、一段目のシュートで中段へ。そこからは一気にタニまで三段シュートで滑り下ろしましたが、そのすごい迫力にみなさん命の危険まで感じたようです(もちろん安全に作業しています)。

広場に戻って薪割り機の威力を体験し、最後はお待ちかねのバウムクーヘンでほっこり焚き火にあたって一日を終了しました。


<みなさんの感想より>

・日本の林業について考えさせられた。いろんな利害がある中で、一致点をみつけてまとめていく大変さがよくわかった。林業の基本にあるものは、公共性だと思う。この公共性が一致点だと思った。

・自転車操業のようになっている林業、西粟倉の森のように新たなやり方も出てきている。伐りだした木材を使えるようにする前段階でかなりしんどい。ビジョンに向けての補助金、ビジョンがもてるか。

・FSC認証の木の価値が一般に知られていないことはもったいないと思いました。炭焼きの前段階の伐採~搬出~丸太割まで、あれだけの作業があるのかとわかってよかったです。

・今日参加するまで、初めての冬の寒い里山でバウムクーヘンを食べながらのふわっとしたイメージをしていましたが、1月にこんなに汗をかいたのはおそらく初めてだと思います。

・林業の深い話がおもしろかったです。いつも思うのですが、現場も現状も何も知らなくて、植物の名前を覚えることがなんなんやろと思ってしまいます。でも話を聞く、名前を覚える、それで自分が楽しいからいいとします。

・スタートからゴールまで関わる難しさ。火は熱い、木は重い固い、現代人は安全・快適・便利。たまには危険・不快・不便にたちかえる。自分が何をしてる?どうやって生きてる?

・作業を予定どおりに進めるには段取りがとても大事だなと改めて感じました。林業、本当に体力仕事で大変なお仕事だと身をもって知りました。木を運ぶ作業ひとつとってもなかなか思うようにできず、無力さを痛感しました。

・久々に山で作業できてなつかしかったです。林業の現場と企業・政府が意見を交換できるような場がないと、なかなか理解は深まらないでしょう。林業の未来はきびしいなと感じました。

・里山を良い山にするにはとても多くの知識や技術が必要で、これを素人がやっていくには、その方法についてまだまだ多くの試行錯誤の連続になりそうです。でも地道にかかわるこの倶楽部の取組み方に感心し、感謝します。

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