4/23応援講座 里山のキホンを学ぼう 開催しました。

2023.5.9 開催レポート


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4月23日(日)里山と暮らす応援講座 森創り編Ⅱ
~里山の“キホン”を学ぼう~

新年度の講座が始まりました。今年はなんと15名の満員御礼、ほとんどの方が里山倶楽部も初めてで、初顔合わせのWSはにぎやかでした。倶楽部の活動紹介のあと、生物多様性センターの土井講師から「里山とは」「森の機能」「森林環境税」などのお話を聞き、実際の山を歩きに出かけます。

斯波さん山の雑木林では、クヌギ・コナラの見分けのほか、樹高や直径の測り方、降雨実験などさまざまな調査手法を披露いただき、みなさん興味深々でした。

タニの田んぼで一休みし、草木染めに使いたい植物を摘み取って戻ってきたあとは、木の布を輪ゴムでしばって数種類の煮出し汁で染めるお楽しみタイム。素朴であたたかな色合いの手拭いは、これから始まる一年に向けて最初の記念品となりました。

<みなさんの感想より>

・里山という頭の中で漠然としたイメージから、具体的に人と自然が共存していく上でどういった取組みが必要なのか理解できました。

・日本中にたくさんの里山を美しい状態で子供たちに引き継いでいくこと、次世代への担い手を育てていくことの大切さを感じました。

・人の手が適切に入った所とそうでない所の差を身に染みて感じました。竹が強い!美しい景観維持のためには時間と労力がかかるのに、自然の力を感じます。

・里山を見るのに、ただぼんやりとながめるのではなく、その背景に多くのことが関わっているという事実に気づかされた。

・木や竹の種類がわかり、今までの登山と違った視点で山登りを楽しむことができる喜びをいただけた。

・森林環境税を知らなかったので、仕組みや使われ方などを知る機会になった。里山の手入れは生き物のために絶対にしていかないと、と思いました。

・私有地私有山の手入れや里山里地へ変えていくことの意義、大変さを知ることができました。草花・木々を愛でるのが好きで、季節ごとに楽しみたいです。

・木からできている布を草花で取った染料で染めることができて、すべて自然で出来ることに驚きと、自然によりそっている感じがして嬉しかったです。

・里山の意味を知って人の暮らしは元来、循環しているのだと思いました。山で様々な草花、樹、においがあり、日常生活で忘れていたことを思い出しました。

・檜林、雑木林ともに整備・手入れしてある場所は明るく気持ちが良かった。このような場所は誰が踏み入れても楽しい場所だと思う。少しでも力になりたい。

・絵に描いたような里山の活動を、近くで何十年も前からやっておられることがよくわかりました。参考になることも多いので、今後も参加したいと思います。

・里山の維持がいかに難しいか理解できた。梅シロップは運動後に飲むと美味い。樹種を見分けるのはたぶんできない。竹の種類は見分けられると思う。

・今後の人生において影響を与えてくれたと思います。もっと里山のことを知りたい感じたいと思います。自然の中で暮らす体験のすばらしさを味わえました。

・山に入り、竹の種類やクヌギやいろいろな木を教えていただきました。あと、湧き水で餅米をつくり、レンコン畑を見せてもらい、また5月が楽しみです。

・里山倶楽部のフィールドは整備されているけど、これって日本中のほんの一部なんだよな。長い目で国策もふくめ考えないといけない問題だと感じています。

・一日みなさんとお話をしながら情報交換ができて、とても有意義な時間でした。将来は里山での生活をしてみたいと改めて思いました。(土井講師)

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