5月28日(日)里山ワークショップ×旧暦セミナー
~“さとあす” 端午の節供と花まつり~
今年のさとあすプログラムは年6回の開催で、季節の節供や行事を里山の自然にふれながら学び体験していきます。初回は新暦の5/5をずいぶん過ぎているのに“端午の節供”がテーマです。興味津々で集まったみなさんと、まずはタニの水源地で菖蒲(ショウブ)を、持尾城址まわりで西日本にはない「柏」の代わりの山帰来(サンキライ)を摘みとりました。
かぼちゃの家での栗原講師のお話で、旧暦五月五日の「端午の節供」は、新暦6月26日の梅雨真っ最中、鯉のぼりは雨の中の「滝のぼり」、五月晴れは梅雨の晴れ間と、目からウロコを落としました。また花盛りのこの季節、卯月八日の花まつりにウツギやサツキ、センダンなどを飾る風習がありますが、持尾では「お月八日」とよんで花々を竿の先に飾ることが「持尾歳時記」にも紹介されています。
旧暦の基本事項も学んだあとは、新田代表からお借りした100年前の立派な五月人形を鑑賞し、香り高い菖蒲湯で手をきよめて「山帰来餅」をみんなで手作り、気持ちのよい初夏の風に吹かれながら賞味して終了しました。