11月23日(木祝)里山と暮らす応援講座 森創り編Ⅱ
~森の中に小道をつくろう~
今回はいつもと違う弘川寺千年の森に出かけました。美しい紅葉林を楽しむと同時に、長きにわたる学校林活動について最初の仕掛け人の和田講師から、現地でお話を聞きました。また夏の草刈りや冬の間伐などの手入れがあってこそ、春の美しい桜山が保たれていることも実感いただきました。
午後は本日のメイン作業の道普請です。班に分かれて竹を伐りだし、斯波さん山の中腹に小道を整備していきます。少人数の短時間で楽勝!のはずでしたが、終わってみれば予定の二倍長さの道を作ってくださり、しんどかったけれど達成感があったようです。お楽しみのリース作りは、山で取ったツルと棚田のわらの双方をつかって、こちらも予想以上の熱心さでオリジナル作品を完成しました。
終了後には交流会を開催し、焚き火をかこんでの美味しい里山バーベキューや焼き柿!で親交を深めました。
<受講者のご感想>
・秋のハイキングは最高でした。紅葉をきちんと見れていやされました。山道づくりは大変でしたが、実際に体験できてよかったです。「仕事をした!」でした。
・学校林の取組みを初めて聞き、ただでさえ学校の先生方は忙しいのに、自然と向き合える時間をつくられているのは、とても有意義なことだと感じました。わら縄づくりは初めてやりましたが、先人の知恵を知ることができました。
・山登りは苦しいけれど、土を踏みしめて頑張りました。和田先生、今日はたくさんのお話を聞かせていただき、ありがとうございました。当時の子供(生徒さん)が37才!すごい!
・和田先生のお話を伺い、子供たちが楽しくこうした自然・山を守る勉強をし、将来への布石を打たれたことは、里山を継続していくことにもつながると思いました。
・子供たちといっしょに作った「うた」がとてもステキでした。森を子供たちとつくっている作業の中で生まれた「うた」なので、これからも歌い続けてほしいとおもいました。
・弘川寺の里山は整備がされていて、とても美しい山で気持ちがよかった。山道整備は想像以上の力仕事で、たいへん疲れた。わずか数mであのしんどさなので、山全体を整備するのはとても大変なことだと思う。
・竹を切っての道づくりはかなり労力がいり大変であった。いつも何気なく登山をしているが、今後は道を整備している方々に感謝して登山を楽しませていただきます。
・山道を作るだけでもたくさんの労力・工程があり、今まで何も気にとめず歩いていた道が愛しくなりました。縄を作るのはすごく難しかったですが、初めて出来て嬉しかったです。
・道普請の経験はたいへん面白いものでした。竹を切って運ぶのはなかなか大変だけど、道を作るのは楽しい。
・弘川寺の紅葉、少し早かったけどきれいでした。道普請は達成感がありました。小学校の取組みもすばらしいと思いました。継承されていってほしいです。
・手入れをしているところ、しばらく放置してしまったところ、何も手入れをされていないところ など、歩いて違いがわかり勉強になりました。
・学校林を初めて知り、子供たちのよい思い出になっているだろうことが実感できました。道普請は人数が多いと少しの時間であっという間に道ができ、達成感を味わえました。
・学校林をはじめられたいきさつをご本人から聞けて感動しました。山の歌も、詩を読んでいるときは子供らしいと思ったけど、曲がつくと透き通っていて山にひびいてステキでした。
・竹と道具だけで人用の道を作ることができるということにおどろきました。しかも自分の手で!!っていう点が特におどろきです。最後にわらでのリース作りも夢中になるぐらい楽しかったです。
・道普請は、自分の山でも楽に歩けるように道をつけようとしていたので、たいへん参考になりました。やってみます。
・約20年ぶりに里山倶楽部のワークショップに参加させていただき、ありがとうございました。活動を継続されておられることに敬服します。学校林活動も、より充実できるよう声かけをしていきたいなと改めて感じました。突然の希望にも対応していただいたおかげで、みなさんと山を楽しむことができて、とても嬉しかったです。(和田講師)