<2017.5.20(土)開催>
里山日和♪「お茶摘み&お茶揉み」体験のご報告です🍵
5月の里山は、草木が萌える新緑の季節。そして、新茶の季節。
季節を楽しむ『里山日和♪』で、「お茶摘み&お茶揉み」体験を行いました。
~新茶の季節~
里山に自生するお茶の木から、
新芽を摘んで釜炒り手揉み茶を手作りしました。
♪夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みじゃないか あかねたすきに すげのかさ
有名なこの曲、八十八夜とは、立春から数えて、八十八日、
今年は5月2日が、その日に当たります。
ですが里山のお茶の木は、森の木々と共にあり、
茶園の茶畑の様な 日差しを管理された場所にはありません。
そのため、日陰も多く、ゆっくり進む新緑。
5月20日の当日は、ちょうど、新芽がかわいく背を伸ばした、
そんな頃合いとなりました。
この日の参加者には、小学校の先生もおられました。
ご参加の目的は、お茶摘み体験。
そしてミッションに?モンシロチョウとアゲハチョウの幼虫を見つけて帰ること!
聞けば、教科書にでてくるそれらの生き物の成長を、街の子供たちは見たことがなく、
生徒さんたちに、是非見たてあげたくて…とのことでした。
国語の教科書にザリガニが出てくれば、先生たちは、総出でザリガニを探しに行くのだそうです。
生き物の営み、唱歌に出てくる野山の景色、茶摘み歌も、ちょうど近々音楽で教える内容と伺い、
実際の経験を伴って、子供たちに教えられるということを、とても喜んで下さっていました。
午前中は、かまどで茶粥づくりと茶の木の自生する森を散策。
&みかん畑に寄り道して、蝶々の幼虫探し♫
無事に見つかり、ランチで茶粥に舌鼓。
午後からは、いよいよと新茶を摘んで、休むことなく、釜炒り茶づくりを楽しみました。
摘んだ後は、鮮度が要です。
炒ったり、冷ましたり、揉んだり。
かつては家の裏、畑の隅に、お茶の木を植え、
各家庭で、自家製のお茶を家族分作られていた、里山のお茶づくり。
製法の正解も十人十色、この日は里山倶楽部流。
事前に、健一自然農園の伊川健一さんからも、アドバイスをいただきました。
(伊川さん、美味しいお茶の差し入れとお知恵を有難うございました🍵)
愛情たっぷりのお手製手揉み茶。釜炒り後には、試飲比べのお茶会も楽しみました。
参加者それぞれ、同じように摘み、同じように蒸し、同じように冷まして揉んだ茶葉ですが、
熱加減、力加減、甘みも渋みも円やかさも色も、味は全く違います。
けれど、間違いなく言えることは、どれも本当にとっても美味しい♡
世界にたった一つの味は、季節を楽しむ里山からの、美味しいお土産となりました。
♪日和つづきの今日この頃を
心のどかに 摘みつつ歌う
摘めよ摘めつめ 摘まねばならぬ
摘まにゃ日本の茶にならぬ
お茶の花は、これからです。
一足早く、笑顔が満開に咲いた、
爽やかな お茶摘み日和でした🍵
<参加者のご感想>
・すごく楽しかった。お茶摘み、野イチゴも美味しかった。
ヘビイチゴと見分けられるようになったのも嬉しい。
日常は、普段子供たちの賑やかすぎる声や車の音とかなのが、
今日は鳥の声の中ですごく幸せ。
・お茶の作り方、こんなに手のかかるものとは思ってなかった。
もっと簡単にできると思ってた。
揉んでいて、手に吸い付く感じも面白かった。
お茶の木の周りを草刈りして、大きく育つようにお手入れしたい。
・お茶の葉を知らないと、山の雑木に見える。
今日、見分けられるようになったことは大きな収穫。
手触り、風味、面白い。雑草にも興味がわいた。
日 程
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次回の『里山日和♪』は、
・6月10日(土)17時~「焚き火と星と おいしい時間☆彡 ~タキギコル~」
→薪火で楽しむ男の料理教室&食べる女!?
・6月11日(日)10時~「梅しごと」体験
→初夏の里山で、無農薬梅の収穫と、梅ジャム&梅シロップ作り♪
詳しくは、こちら⇒『里山日和♪(2017春~初夏編)』