<2017/5/7,5/14開催>
第1回 大人の里山応援講座 5月7日(日)
●開講式・森と里山の概論&里山見学
昨年の若者向けから今年は大人向けに模様替えしたところ、まさに「大人」盛りの40代6名、50代2名、60代3名、70台1名の計12人から申込みがあり、初回はそのうち9人の参加で始まりました。
顔あわせアイスブレイクで緊張をほぐし、座学で里山の基本事項や里山倶楽部の活動を紹介したのち、さっそくフィールドに出かけて、手入れした人工林、暗い竹林、明るい雑木林などなど様々な森のようすを見ていただきました。 作業無しの一日でしたが、みなさんそれぞれご自分の経験に照らし合わせながら、里山の課題や管理方法について新しい気づきがあったようでした。
●講座後の感想から
・「森には植える目的がある」という西村さんの説明が一番強く印象に残ってます。
・山を見てまわって手を入れることの困難さをあらためて感じ、また放置されてるのがもったいないです。
・里山をまわって、人の持ち物・資産としてあるということ、その境界毎にようすが変化するということは、今回実感できました。
・長い間、疑問に思っていた、山に手を入れるということと、自然のままに森をしておくということの関係が、今日の説明で少しわかった気がします。
・かぼちゃの家にはおどろいた。子供の頃の生活を思い出した。トイレの荒壁の窓から見た月景色を思い出した。
第2回 大人の里山応援講座 5月14日(日)
●手道具の使い方&里山保全体験
第2回は山仕事の基本として、いろいろな手道具の基本知識や使い方を実習しました。午前はノコギリやナタの種類&選び方のレクチャーと、丸太の玉切り実習
です。昼休みにはみなさん自主的に午後に使うカマ研ぎに精を出していました。
午後は竹を伐りだして杭と土止め材を調達し、自分たちで小道を作っていただき、最後に里山日和でつかうお茶畑の整備にも取り組みました。短時間ではありましたが、手入れの成果が目に見えて、やりがいを感じていただけたと思います。
●講座後の感想から
・山の道がみるみる出来上がってゆく様はとてもすばらしく、心に残りました。
・竹は近所に多くあり、今まで特に何も考えず伐採していたが、道具選びから伐採方法まで考えて作業することができそうです。
・無理なく継続的に山の手入れをするのにどれほど人手がいるか、なんとなくイメージできかけたのが一番の収獲です。
・実践的で非常に良かった。今まで頭ではわかっているつもりでしたが、実際やってみると頭のズレを感じることばかりでした。