最近野菜セットをご利用頂いているお客様から、次のようなクレームをいただきました。
「私は毎週野菜セットをとっていますが、最近のブロッコリーが2回とも赤くなっていた。スーパーでは半額で売っているようなしろものです。また葉物が固くておいしくない。」
<お答え>
真に申し訳ありません。気温が上がってくると、すべての野菜の成長のスピードが上がり、ブロッコリーも収穫した時は良い状態でも、一晩で変わってしまいました(一晩で赤くなってしまうとは想像できなかった)。また出荷したキャベツや、レタス類も温度が高くなると固くなってしまいます。お客様に迷惑をかけてしまい申し訳ありません。もう少し慎重に、また無農薬野菜だから少々のことは許してもらえるというような甘えを捨てて努力していきたいと思います。
ただ、端境期など野菜の種類が少ないとちょっと無理をしてしまうという農場の事情もちょっぴり理解してくれると嬉しいです。
とっても考えさせてくれたクレームでした。今後もお客様の気づいたことがあったら遠慮なく教えて下さい。
農場一同今後一層努力していきます。これに懲りずに応援宜しくお願い致します。
2014年3月にも手厳しいクレームをいただいています。それは・・・
「申し訳ありませんが、今月で配達の中止をお願いします。 1 月のさつまいもがくさって
いた。しろ菜が到着した時すでに葉が黄色になっている。少し新鮮さに乏しく思いました。」
<お答え>
S 様 この度は大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
ちょっとだけショックだったのは「少し新鮮さに乏しく思いました」という言葉です。
さつまいもの件は弁明の余地はありません。さつまいもはサトイモや、かぼちゃと同じで寒さに弱い作物です。5度から7度以下になると要注意。S さまに送ったのは確か12月の末だったと思います。そろそろ温度が低くなってきたのでいつもより注意して出荷したつもりでした。でも中は見えません。あのような結果になりとっても残念です。
問題はシロナ。着いた時には黄色くなっていたとのことですが、あれは古い野菜を送ったから黄色くなったのではありません。同封の写真を見てください。露地(ハウスの中でない)
栽培の冬の野菜は寒さに耐えるためエネルギーを使い葉っぱが黄色くなっています。スー
パーなどの野菜とはあまりに違いすぎます。 特に当農場の野菜はもともと色が濃くありません。お客様に「緑の濃い野菜と薄い野菜があったらどちらを買いますか?」と聞くとほとんどのお客様は色の濃い野菜を選択されます。でもこれが間違い。色が黒々と緑の濃い野菜は要注意なんです。野菜はチッソがないと育ちません。でもチッソが多すぎると「硝酸態チッソ」という形で野菜に残ります。硝酸態チッソが多いと色は濃くなります。硝酸態チッソは発癌物質です。ではどんな色がいいのでしょう。理想の色は初春(5月頃)の山々の色…うすい緑色です。 当農場の野菜はもともと薄い色のところにさらに冬の露地の厳しさが加わって黄色く変色してしまったのです。
最初にセット野菜契約の時にこういったことを説明すべきでした。今回の件はとても勉強
になりました。S 様にはご期待にそえず心からお詫び申し上げます。
以上2件のクレームを紹介しました。2件とも農場の野菜セットを取り始めて間もない人からのものです。世間では農協やスーパー基準の野菜が野菜であるかのような誤解が定着してしまっています。先に形が決まっておりその形でないと野菜ではないと・・・。だからと言って、赤くなったブロッコリーや、くさりかけたさつまいもでもいいという意味ではありません。それはだめです。反省しなければなりません。でも少々固かったり、色が変色していてもその野菜が本物かどうかの方が重要だと思います。
お客様の声
チキンとズッキーニの重ねグリルトマトソース。今週はズッキーニが毎日登場します。里山クラブさんから採れたてのズッキーニが30本届いているからです。無農薬で微生物農法で育っているだけに安心です。 (レストランKH様のブログより)
いつもありがとうございます。空豆、焼いていただきました。 (Kさま)
たくさんの種類のお豆、楽しくいただきました。 (Mさま)
最近、娘とこの野菜おいしいね、と話すと、「里山?」と言うようになりました。こちらの野菜=「美味しい」ようです。 (Eさま)
新玉ねぎ、スモールファームの時のように玉ねぎだけのお味噌汁にしました。甘くてとろける食感が絶妙です!大葉、肉厚で薫り高くて市販のものとは全然ちがいますね!新じゃがホクホクしてすっごい美味しいです!ポテサラ、煮っころがし、そしてシンプルなジャガバター最高です。ズッキーニ、レターに書いてあったように、今度ドライカレーにしてみますね!素敵なお野菜たちいつもありがとうございます。また次回楽しみにしています。
(Oさま)
たまちゃんのつぶやき
真竹のタケノコ今が旬です。地元の方のお料理の方法をお聞きしました。皮をむいて食べられる白いところをななめ切り又は輪切り(食べるときの形)にして水からゆでます。15分から20分ゆでたらそのままさまします。アクが少ないので米ぬかは必要ないとのことでした。その方が真竹のやわらかい風味が生きそうですので今回はぜひその手法で下処理をおためしください。あとはお好みの味付けでお召し上がりください。これが河南町持尾の村に代々受け継がれてきた真竹の食べ方だそうです。