<2017.7.9開催>
ワークショップ里山日和♪
『焚き火と星と 天の音★彡』を開催しました。
七夕の夜から二日経ち、見上げる空には、雨上がりの景色。
「大人の里山応援講座(最終回)」の交流会も兼ねた集いが、
徐々に晴れ行く雲の中で、柔らかくスタートしていきました。
火を囲むと、自然と心が安らぎます。
焚き火の火、集う人々、美味しい食事。そして、ちょっとしたエッセンス。
この日のテーマは“天の音”。天の川の星を、五線譜に降り注いだ様なオルガニートの音色が、
集いの時間を優しく包み込んでいきました。
オルガニートとは、木箱に入った手回しオルゴールのこと。
雨の曲、夏の童謡、オールディーズ、ジブリ、日本の名曲、etc.
木箱に、穴の開いた紙のシート差し込むと、その旋律が響き始めます。
まるで、星の音色の音楽が、この日のエッセンスとなりました。
美味しい食事には、2種類の夏野菜カレーを、ご飯とナンで味わいました。
ナンは、焚き火の火で、参加者それぞれに焼いて楽しみ、
集落の方からいただいた三度豆も、油で炒めて塩味でいただきました。
手をかけた美味しさと、素材を楽しむ美味しさ。
どちらも、申し分なく美味しくて、ナンの焼け具合には、
「そろそろひっくり返したら?」、「焦げちゃうかも」、「(焼く)場所空きましたよ~」と、
みんながニコニコお節介♪
焚き火を囲んで過ごす時間は、あっという間に夜が更けていきました。
趣味や音楽の話に盛り上がった頃、森の木々の間から、静かに月が昇っていきます。
締めくくりでは、「大人の里山応援講座に参加して」や、「里山と出会って」どうだったのか、
参加者も、講師陣スタッフも、始まりの一歩に思いをはせ、
人生が狂ったのか、面白くなったのか? 互いに分かち合っていきました。
それぞれの笑顔と歴史を、焚き火の炎がほっこり照らし出します。
同日の夕方には、激しい夕立の雷雨があり、
“天の音”って、雨音だったのかと思わせるほど、開催すら危ぶまれたタキギコルの夜。
まだまだ道半ば、始まったばかり、始まりそう…?そんな出会いを、
最後は、オルガニートの「糸」で結びました。
♪織り成す糸は いつか誰かを 暖めうるかもしれない~。
~逢うべき人に、出会えることを 人は幸せと呼びます♫”
今夜も幸せな里山日和でした☆彡
<参加者のご感想>
・今、こうしてここに居ることが不思議。参加できてよかった。
・百姓にも、木こりにもなる気はないが、刈り払い機を教わりたくて参加した。
何より、こんな浮世離れした素敵な場所が、こんなに近くにあることを知らなかった。
そして、かぼちゃの家には子供時代に祖母の家に行った時のことを思い出し、トイレも懐かしい。
「かぼちゃの花」に書かれている内容が、自分の子供時代に経験したことそのままだった。
・はまってしまった。子供時代に経験はないのに、どこか懐かしいのは、
身体にそれが埋め込まれているからだと思う。
荒れた段々畑や、竹藪の手入れがしていけたらと思う。
・大人の講座は、もっと山へ入るのかと思っていたが、実際には座学もたくさんあった。
バイオマスなど、興味深い話もたくさんあり、実際に万博へ足湯の見学に訪れてみようと思った。
・振り返れば、元々はサラリーマンをしていたのに、
里山と出会い、そこに通うようになり、今ではこっちが仕事になっている。幸せだと思う。
・ここへ来ると、ホッとする。
・人生の選択、間違っていなかったと思う。