大人の里山応援講座 第6回、第7回を開催しました。

2017.7.24 開催報告


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<2017/7/2,7/9開催>

第6回 大人の里山応援講座 7月2日(日)

●環境教育の体験とレクチャー

講座のはじまりは、導入のアイスブレイクから環境教育の基本のレクチャーへ。そして「思い出の自然地図づくり」「野生ってなんだろう」など、この日の講師、新田ポッキーならではのアクティビティで、参加者のみなさんは、いきなりポッキーワールドに引き込まれました。午後はクルミの下の涼しい木陰で、自然の音や景色、かたちに五感を研ぎ澄まし、環境教育の進め方の講義を聴いて、「私の木」というディープなプログラムを体験しました。一日が終わる頃には、みなさんそれぞれ、環境教育への新しい視点が開かれたようでした。

●講座後の感想から 
・プログラムの中の「おもいでの自然地図」を体験して、自分は小さい頃の里山での自分がみつけた発見や、思いがけず出会った「事件」が強力なインパクトでおもいでになっており、それが自分のベースになっていることがわかりました。

・野生と家畜:自然・不自然と同じく区別が難しく、また区別必要があるのかな?たまには振り返ってみるのは必要であると思いました。

・環境は同じでも結局、人の見方で物事はとらえられているのは面白かったです。そういう考え方を抜きにしてもじっと音を聴く、それも風の音だったり葉っぱを踏む音を聴いたりするのは、心が落ち着く瞬間でした。

・五感が少し野生に戻れたな。一番、心の中に残ったのは「私の木」。心の傷も含めて、笑いながらの発表、お互い、より理解できるような気がしました。

・体や頭を動かしながら、自然を感じながらのあっという間の一日で理論を学んだ座学。里山とは?環境教育とは?を深く知ることができました。ありがとうございます。

・一日のプログラムを終えて、自分を掘りさげて今までを振り返れたことに感動しました。ここへ来るたびにいろんな人からいろんな話しを聞いてたのが、今日の講義でひとつの流れになり、心地よく心に響きました。


第7回(最終回) 大人の里山応援講座 7月9日(日)

●総合実習、閉講式

猛暑を心配していましたが、当日は少し曇りの草刈り日和。午前は谷口講師ひきいる千年の森におじゃまして、桜山の草刈り作業に汗を流しました。最初は急斜面にとまどいながらも、ササユリをみつけると元気が出て、けっこうな面積を刈り上げることができました。桑や梅、キウィの手作りシロップのカキ氷を堪能したあと、午後は大塚講師から木質バイオマスエネルギーの講義をうけ、スターリングエンジンの模型や空き缶コンロにみなさん興味津々でした。講座の締めくくりは中村講師のNPOレクチャー、そして「NPOゲーム」で大盛り上がりとなりました。終了後は里山日和のタキギコルで交流会を開催しました。受講生のみなさま、講師のみなさま、ありがとうございました。

●講座後の感想から 
・鎌を手にしたのは何十年ぶりでした。汗を出しながら草刈りをして、ふと見上げると桜の木がそこここに立っているのは良い風景でした。

・カキ氷ありがとうございました。おいしゅうございました。あんなに手間のかかったカキ氷は初めてです。手作りの味がとてもすばらしかったです。

・ササユリの保護のための草刈りは、他の植物を間近に見れて楽しかった。バイオマスとNPO法人の話しはむずかしかったけど、ところどころおもしろかった。

・バイオマスのお話、NPOのお話、書く時間がなくなりましたが、もやもやしていたものがスッキリ理解できました。

・NPO法人について少しわかった。バイオマスの活用については、課題が多く実用面でも汎用化するには少し早いと思う(コスト面、メンテナンス等)。

・全体を通して、講座の価格設定に驚いていましたが、やりたい人は値段ではないんだなと改めて思いました。また勉強させてください。

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