里山倶楽部自然農場日記1月号 NO108/

2018.1.5


りっぱな白菜

里山倶楽部自然農場日記1月号 NO108

 

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。

 

農場の近況を報告させて頂きます。

 

一冬に一度はこの日記に話題になるのがレンコン。今年もレンコンの話題に事欠きません。

結論から言うと、今年のレンコンは相対的に小ぶりです。去年のように実が大きくコロコロしているレンコンがあまりありません。掘っていても力が入りません。

今までと違う事が一つありました。例年ですとレンコンの花は7月中に咲き終わり、お盆の仏様に飾りたいと思う頃にはすでに散ってしまっています。ところが今年は8月の終わりころまで咲いていたのです(自然農場日記9月号参照)。その当時は「なんでかなー」と疑問に思いつつ、掘ってみれば分かるだろうくらいの軽い気持でいました。掘ってみた結果は前述の通り。遅くまで花が咲いたという事は成長が遅かったということですね。そのために成熟する前に寒くなって成長が止まってしまったか?それとも私が要らぬことをしたか?9月末頃にレンコンの茎を切ると酸素がレンコンにいかなくなり、(レンコンが酸素による酸化がなくなるため)色の白いレンコンができるという事をネットで知ったので、早速調子乗りの私は実行しました。今思うとこれがいけなかったのではないか。というのは、今年は成長が遅いのだから茎を切ってしまっては成長を止めてしまう事になったんじゃないか。その時々の野菜の状態をよく見て判断していかないと・・・。でも当時は、「花が遅くまで咲いている=成長が遅い➡茎を切ってはいけない」という事に気付かなかった。以上私の浅はかな推量も今年のレンコンが小さい理由なのかどうか断定はできません。自然界の現象は人知で推し量れないというのが結論でしょうか。

 

次に良い話題を・・・白菜です。白菜はとうもろこし、ほうれん草と並んで私の最も苦手とする作物です。EM自然農法の野菜は初期成育がとっても遅い。そのため害虫の攻撃を受ける時間が長く被害にあいやすいのです。

ところが今年の白菜は私の20年の無農薬農業で最高の出来栄えでした。ほとんど虫がつかなかったため、すくすくと初期成育が進みボリュウムある白菜ができました。なぜこんなにうまくいったのか考えてみましょう。今年栽培した畑(田んぼ?)は2年前まで田んぼでお米が作られていました。その後2年ほど放棄されていたところです。そこで私の直感で、長い間田んぼの水に清められていた土地なので虫の卵(夜盗虫やダイコンサルハムシ)がいないのではないか?と。その考えがもろに当たったようです。

今思うと、過去2度りっぱな白菜を作った記憶があります。一度目は私が三重県で農業始めた時。長い間雑草に覆われていた畑で生まれて初めての白菜栽培が大成功しました。当時はそれがあたり前と思ってたいした感動もなかったように記憶しています。ところがうまくいったのは初年度だけ。その後は虫との戦いが始まったのです。もう1回はこの里山倶楽部にきて初めての白菜栽培もうまくいきました。そこも田んぼの跡地でした。

結論を言いましょう。長い間野菜を作っていない土地は害虫が少ない。特に田んぼとして利用されていた土地は水の効果により土地が浄化されている。

では毎年そういうところで白菜を作ったらいいじゃないかということですが、なかなかそのような条件に合った土地はありません。

 

お客様の声

 

今回も盛りだくさんな内容のお野菜セットありがとうございました。特に原木しいたけがうれしかったです。                      (Mさま)

 

たまちゃんレシピで白菜いただきます。寒くなります。ご自愛ください。 (Kさま)

 

いつもありがとうございます。ブロッコリーは色がゆでる前も後もとてもキレイでした!3歳の娘が1人でほぼ食べつくしました。キクイモを金平にしたら、夫が食べつくしてしまいました(笑)。                        (Eさま)

 

今年もあと少しとなってきました。家族みな、元気に過ごすことができましたのも、里山倶楽部の美味しいお野菜のおかげです!来年もどうぞよろしくお願い致します。

(Nさま)

 

たまちゃんのつぶやき

 

今年も残り少なくなりました。田んぼ、畑では色々なことがありました。不思議な事、うれしかったこと、おどろいたこと、がっかりしたこと・・・今年も畑におつきあいいただきありがとうございました。

 

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