立春が過ぎました。みなさま、いかがお過ごしですか⛄
季節のお便りを、お届けいたします📧
寒さへ向かう足音が、ゆっくりだった冬のはじまり。
年が明け、その足音は いっきに加速。
本拠地の持尾でも、降雪で車の足に影響が出たり、
バケツに厚みが6cmもの氷が張ったりと、
蛇口の水も凍っています。
そうかと思えば、春かと思うほどのポカポカ陽気。
今年の冬は寒暖差が大きく、
人も、動物も、植物も、調子を崩されかねないほどの、
そんな気候が続いています。
里山では、年明けを待たずに、
もう蝋梅が咲き始めました。
毎年、冬本番到来…そんな頃に、
着々とやってくる春の気配を感じさせてくれる、
透けるような黄色で、優しい香りの花木です。
そうして、そろそろ梅の花が咲き始め、
春の芽吹きに、野山の草木は いよいよ色めき立ちます。
田畑の今はというと、農閑期。
春を前には収穫の端境期を迎え、
主に耕作の準備をするこの季節に対し、
山の作業では、収穫の最盛期。
里山でも、手入れのための伐採は、
この季節がメインとなり、
何十年もかけて育った樹木の伐採では、
その木を薪にしたり、炭に焼いたり、
命を大切に循環させていけるよう、
田畑でも山でも、活かし生かされる、そんな営みを
一年を通して、心がけています。
2月に入り、暦は「立春(りっしゅん)」を迎えました。
テレビのお天気予報に、暦の上ではもう春です…、
そんな言葉も毎年耳にすることでしょう。
「立春」の意味は、寒さも峠を越え、春を感じられるころ。
寒さは まだまだ続きますが、
風が運ぶ梅の香、芽吹きの柔らかな葉の色、道端の菜の花、
春を一足早く感じたくなったら、または、春の訪れを感じたら、
「啓蟄(けいちつ):冬ごもりしていた虫たちが、春になり土の中から出てくる」の如く、
里山へ向かってむくむく、心と足をお運びください。
2016年、日本の暦、「立春」、「啓蟄」を含む24節気は、
ユネスコの無形文化財に登録されています。
立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑、
立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒。
さて、いくつ読めましたか?
そして、いくつ意味がわかりましたか?
<里山と暮らす>
「里山日和♪」の如月(2月)は、焚き火を囲むタキギコル(17日)と、
手前味噌づくり(25日)を開催予定です。
寒さの底は、焚き火の季節。
暮らしの中の和らぎに、どうぞ焚き火と里山の空気をお楽しみ下さい。
春以降、里山の田畑は待ちに待った収穫期へと向かい、
山では下刈りなど、木々を育むお世話が続いていきます。
節気を巡るように続く、里山を紡ぐ息吹のリレー。
是非、五感で体感してください。
“想像通りで、想像以上”。前年度、里山体験参加者の名言です。
日 程