里山倶楽部自然農場日記5月号 NO112

2018.5.5


シャガ

里山倶楽部自然農場日記5月号 NO112

 

とっても嬉しいニュースです。2年前から、農場に週2~3日午前中だけ来てくれていたN君という若者がいました。彼は家に閉じこもって(ニート?)なかなか社会になじめないで苦労していました。口数は少なく、私も彼の真意がどこにあるのか分からず、どのように接すればいいのか右往左往していました。でも彼の仕事ぶりは完璧で、安心して任せることができました。私はコツコツ仕事をこなしていく彼の姿勢が大好きで、早く社会にデビューできたらいいのになーとかねがね思っていました。

ところが2か月前、ある会社に面接に行ってきたというのです。だが不採用。そのショックで彼はまたも閉じこもってしまい農場にも来なくなりました。でもそれも長くは続かず百姓仕事に復帰。しばらくしてまた別の会社に面接に。残念ながら不採用!今回は閉じこりもませんでした。めげずに3回目の面接。とうとう採用されたのです!!

あれだけ消極的だった彼がその殻を打ち破って前に進みだした姿にいたく考えさせられました。殻をうち破って進み出した一人の人間の革命。とっても素敵なものを見せていただきました。その素敵な人間革命は表面的には突然やってきたように見えますが、そこに至るまでの彼の心の熟成期間はとっても長かったに違いありません。

人間、生き方を変えるのは難しいとよく言われます。でもN君のドラマチックな生き様を目の当たりにして人間捨てたものでないなーとつくづく思い知らされました。

N君が飛び立って行った空虚な(?)農場…残された者達が時々彼の想い出を語るのです。

 

お客様の声

 

鷹の爪が3回、菊芋が3回つづき、メニューに困りました。今回はつくし、よもぎと続き、料理のメニューをいただきましたが、やはり献立に苦慮しました。私自身にレパートリー(レシピ)がないからかもしれませんが。端境期なのでやむをえないのでしょうか。

(Mさま)

 

<農場よりのお答え>

いつもお野菜食べて下さりありがとうございます。あたたかくなってきて、今までじっとしていたお豆や玉ねぎが気持ち良さそうにぐーんと大きくなってきました。早く大きくなって欲しいと・・・端境期のきびしさを私共も痛感しています。毎年年間2回やって来る端境期に収穫できるお野菜を探して育てたり、皆様にご迷惑かけないように工夫しているのですが・・・決め手になる物がなく、ご迷惑をおかけしてすみません。この春の端境期は昨年秋の長雨や台風の影響もあり、いままでで1番お野菜がお届けできていない状況です。

次回からすぐに改善できない状況で申し訳ありません。これからも引き続き端境期に少しでもお野菜をお届けできるように努力すると共に、たくさん収穫出来る時期にはたくさんの種類をお届けしたいと思いますので、これからも畑とおつきあいいただけると嬉しいです。そしてご意見やご感想いただけるとはげみになります。

ご連絡ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

いつもありがとうございます。ほうれん草をさっそくお味噌汁に入れました。緑がうれしいです。                 (Kさま)

 

金ごまありがとうございます。6月に植えてみようと思いますブロッコリーもたくさん入っていて喜んでゆでたら、あっという間になくなりました。

(Eさま)

 

たまちゃんのつぶやき

 

山の木々の新芽がでてきて山の色がいつもより明るくやわらかです。なんとも美味しそうな」色合いと思うのは私だけかも?夏野菜の種をまき始めたのでハウスには育苗中のポットがたくさん~小さな芽がでてくる様子がかわいいです。  (4月19日)

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