<2018.8.11~12開催>
2018年8月11日、「山の日」には、里山へ行こう‼
山に恋する3部作『THEバンブーキャンプ』を開催しました♪
「山の日」の由来は“山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する”こと。
今年も昨年に引き続き、<里山日和♪>の8月は『THEバンブーキャンプ』。
家族や仲間と過ごすことのできる、大きな竹テント「スター★ドーム」作りに挑戦しました。
<里山日和♪>が竹テント作りを行う事には、とても大きな理由があります。
それは、里山の環境下で比較的容易に手に入る竹を活かし、
いざという時、雨風をしのいだり、自分や大切な人の身を一時的にでも守ることのできる、
簡易テント建てる経験を提供すること。
また、竹を伐採する術を伝えることは、竹林整備にも繋がります。
そして、昨年は一人一テント。簡単に、一人用の簡易竹テントを作ることが目的だったものを、
今年は家族や仲間で身を寄せ合える、大きなドーム型の竹テント作りへと、
その経験をステップアップさせていきました。
第一部「スター★ドーム」作りでは、最低限の道具を用い、実際に竹を伐るところから始めていきました。
竹を伐りだし、同じ長さでカット。それを割って節を取り、繋ぎ合わせて紐で結び、倍の長さを確保します。
それらを、大小おおきさの異なる星型に組合わせ、重ねて持ち上げ、脚元を紐で固定。
結ぶ紐には、農作業で稲わらを結ぶ、ジュートの紐を再利用しました。
そうして補強の竹を更に渡していくと、いよいよ天井に大きな星型が1つ、周囲に5つ、
計6つの星型が組み込まれた、素敵な「スター★ドーム」の完成です。
時刻は、もう太陽が西の空に傾きかけていました。
第二部のご参加者も合流し、みなんで仕上げた「スター★ドーム」、
参加者の汗と喜び、スタッフのハラハラと焦り、それら全てを包み込んだ極上の達成感、
建ち上がったばかりの半円形のドームの中には、満面の笑みが満ち溢れました。
夕暮れには、休憩を兼ねた暫しのフリータイムと、昆虫採集や竹灯りづくり。
そして 団欒の夕食と、焚き火を囲む穏やかな時間。
<里山日和♪>のタキギコル、定番のオルガニートは、
星空を楽しむ静かな夜と、平和であるからこその集いの場に感謝を込めて、
♪ひこうきぐもをご披露しました。
この夜は、新月。ペルセウス座流星群がとても綺麗に見える夜。
焚き火を囲んで過ごした時間は、いつの間にやら日付をまたぎ、
おのおの「スター★ドーム」に張った蚊帳の中で、
流れ星を数えながら、眠りについていきました。
数えられた流れ星は、最大10個。見とれるばかりで、願い言はすっかり唱え忘れ、
迎えた翌朝には、朝食前後で、昆虫採集や畑の収穫、プチハイキングや読書、
好天に恵まれる中、それぞれの里山時間を過ごした後に、
第三部で、お土産作りのクラフト体験を楽しみました。
この第三部には、<カワセミの会>より3名の講師をお招きし、
幸せの青い鳥ルリビタキのバードカービングに、
絵付け体験を教わりました。
その間、好天に始まり、急な通り雨、そして、
熱中症の黄色信号が灯かけたほどの雨あがりの蒸し暑さ。
癒しを与えてくれたのは、昼食の水分たっぷり、青竹を流れる瑞々しい流しそうめんと、
参加者Mリン差し入れの、かき氷でした。至福のデザート、Mリン、ご馳走様でした。
こうして最後は、もう一羽。今度は思い思いの色で、白木のルリビタキに色付けを楽しみ、
大声で感想を分かち合って、二日間に渡った「山の日」を締めくくりました。
大声が必要だったのは、午後の間、ずっとゲリラ雷雨がやまなかったから。
“山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する”。
あまりに暑かった二日間。最後はみんなが顔を見合わせて笑ってしまったほどの、
とんでもない大雨に見舞われ、それは「暑かったな~」、「楽しかったけどしんどかったな~」の夏の思い出を、
「あの時、めっちゃ雨降ったな~(笑)」って、暑さの記憶を半分雨で洗い流してくれたような、
これも里山の自然がねぎらいに与えてくれた“恩恵”と、感謝を覚えた雨上がりでした。
…災害は、いつどこで、だれの上に起こるか分かりません。
けれどそれは、備えあれば軽減できることも多々あります。
今回の「スター★ドーム」作り、実際の災害下では、半日以上かけ同じものを作ることは難しくとも、
この二日間で得た経験、出逢い、それら全てを“機転”に活かし、
助け合うことは、必ずできるはず。
落ちている木片に目玉を描いて、小鳥だよ、動物だよと、
子どもたちに安堵の時間を築いてあげるのも一つ。
想像することで、経験することで、創造を超えていく、
体験、出会い、再会、気づき、目には見えない思い出を、
心にたくさん育んだ、幸せの青い鳥まで舞い降りた、
この夏も素敵な『THE バンブーキャンプ』でした♪
ご参加下さった皆様、カワセミの会の皆様、
共に築いた素敵な時間、心より感謝を申し上げます。
<参加者のご感想>
・ハプニングつづきで凄くいい思い出になった。スタードームを建てたり、バードカービング、来年も続けてほしい。
・だんだん野生になっていくのを感じ、おもしろかった。
・二日間、ゆっくりさせてもらった、おもしろかったり、のんびりできた。初日は大変だったと思うけど、バードカービングや流しそうめん、楽しかった。
・天気もいろいろ、やる事もいろいろ、彩もいろいろ、いろいろ三昧。楽しかったり、いろんな人に会えた。いろんな楽しいがあって、みんなぐちゃぐちゃで楽しい。
・濃厚な24時間。伐る、建てる、いいのが出来た。
・久しぶりにこういうのに参加した。ボーイスカウト活動をしていた頃を思い出し、欠けていた記憶を思い出すことができた。
・今日は時間が短かったので、今度は時間がたっぷりある時に、バードカービング体験をしてほしい。
・山に親しむ機会を得たからこそ、出逢えた人々、経験、今の自分がここにある。だから そんな恵みを与えてくれた里山の恩恵に感謝する。
日 程
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次回は、9月16日(日)「草木染」体験
9月22日(土)「焚き火と星と お月見音楽会☆彡」詳しくは、こちら⇒『ワークショップ里山日和♪ 9月以降のラインナップ』