里山と暮らす応援講座 わざ編 第三回 12月2日(日)
~ 危険予知と安全対策 ~
今回の講座は、キタイ設計㈱の平櫛氏、日本赤十字社指導員の苫氏とダブルヘッダーの講師に来ていただき、里山で起こりうる危険と安全対策、いざというときの応急手当を学びました。午前は、近年の水害や土砂災害と、防災を考えた里山整備の手法についての座学のあと、実際に土砂崩れの現場を見て、水の処理の重要性をあらためて感じました。
午後は、里山管理作業の際にもし人が倒れていたら…のシチュエーションから止血や三角巾の使い方など実践的な実習を行いました。最後に市民活動や地域コミュニティでの日ごろの取り組み事例についてのお話を聞き、近年の大規模災害がけっして他人事ではないことを肝に銘じて講座を終了しました。
<受講生の感想から>
・生命・身体に危険が及ぶ前に環境をどう手入れするか、事故が起こってしまった際にどう対処するかについて、集団コミュニティレベルのことと個人レベルのことの両方を学びました。常に安全を確保する意識を持つことが本当に大切だと強く感じました。
・頭の中があふれていて、まとめられません。別の目で一歩まわりを見るようにしたいと思います。帰ってメモを見ながら思い出すことにします。
・里山を整備するということだけかと思っていたら、最後は防災の話と多岐に渡ったことにびっくりしましたが、土・水・木のつながりがすべての根底かと思います。