「学びより」夏編 キヤノン “カメラ教室” を開催しました。

2019.7.28 開催レポート


190715_23
学びより♪(夏編)
『里山日和♪』の特別編、学びに出会える「学びより♪」、
“食べよう”、“ふれよう”、“伝えよう”、“守ろう”をテーマに、
春夏秋冬へとつづくシリーズの、7月は夏編です。
キヤノンマーケティングジャパン様より講師をお招きし、、
“伝えよう”を目的に、自然を記録するカメラ教室を開催しました。
移り行く里山の四季、時代ごとの里山の景色や生き物。
今を楽しむだけでなく、伝えていく、繋いでいく、そんな想いを胸に、
夏の棚田と、夏の雑木林、午前と午後で、それぞれ撮影会を楽しみました。
講座の冒頭では、各参加者からカメラとのご縁話も披露いただき、
一人一台本格的なデジタル一眼レフをお借りして、
使い方、撮影の仕方、写す時の角度など、
いつもとは少し違う自然との関りを、
いつも以上に距離を近くして学ぶことができました。
講師からの課題は、大きく写すこと!でした。
撮影会の合間には、講座の舞台となる里山の棚田で、
田んぼのお世話(田草取り)にも一汗を流しました。
そして“食べよう”より、田草のコナギをサラダ風にして味見したり、
傍の畑で、キュウリやトマトをもいで食べたり、
モチ米作りをしている田んぼに引っ掛けて、
おやつには半夏生餅作りも行いました。
モチ米と潰し小麦を、半量づつで蒸してつくお餅です。
昔は、ついた餅を壺に入れて田んぼへもって行き、
作業の合間のおやつとして、そこからすくって食べたと聞きました。
また、田植えの無事の終了に、田んぼの神様に感謝して供えたとも。
小麦は初夏が収穫の季節。
“はげしよ”や“はげっしょ”、“さなぶり”や“あかねご”、
土地土地で呼び名は変わりますが、
続く先人からの食の文化にも触れながら、
最後は、各自が撮影した中で一番これが!という一枚をA4サイズにプリントアウトし、
即席写真展も楽しみました。
写真は、現像されたものを見るのも記録ですが、
撮影している瞬間、ファインダーから被写体を覗き、
今か今かとベストショットをとるために暑い中、寒い中、雨の中、蚊に刺されながら…、
その写真を撮るために被写体と向き合った時間の記憶も、
心のカメラに記録されます。
12月には、里山の写真展も開催予定。
その時は、写真の向こう側にあるストーリーと共に、
出展写真、募集させていただきます。
どうぞたくさんの里山の写真、撮りためておいてください。
次回は秋編は9月14日(土)、野草について学びます。
黄金色に染まる里山の棚田で、ご参加お待ちしております。
<参加者のご感想>

・カメラの機能を使えないでいたものが、改めてわかった。
・半夏生餅がよかった。
・もちなど文化的な知識が広まった。
・写真として撮りたい風景・草花・生き物がたくさん。
・その土地の伝統文化も教えてもらった。
・一眼レフ初めてでテンションが上がった。被写体がいっぱいあった。
・田草(生)はおいしくなかったな…。
・めいっぱい写真が撮れたので楽しかった。
・撮るものを探しながら歩くことで、いつもとちがう目で里山を見ることができた。
・実際カメラを扱えたことが良かった。
・レンズを通すとちがう世界がみえる。

里山倶楽部ってどんなところ?

  • 団体概要
  • 里山の達人たち
  • 入会のご案内