2019.8.12 ワークショップ里山日和♪
「焚き火と星と 防災Night☆彡」を開催しました。
ここ数年、毎年夏には“防災”を意識したWSを開催しています。
それは、里山に関わっていると、薪や炭といった燃料の他、
近くに竹が沢山あったり、食べれる野草もいろいろあったり、
いざという時、身を守る助けとなる様々な知恵や道具、
その材料となる素材が、身近に溢れている事に気付かされます。
今年は、年々厳しくなる日中の暑さから、
開催を夕方始まりのタキギコルへとシフト。
災害時のみならず、里山活動のアウトドアでも役に立つ、
焚き火のつけ方や、薪割り体験、防災メニューの夕食など、
一見は百聞に如かず、一実体験は百見に勝るかも?
そんなWSを開催しました。
タキギコルの日、いつもその中心にあるのは、
焚き火の炎です。
煮炊きに使ったり、冬場には身体を温めたり。
…目の前に沢山の薪や小枝があって、
ライターやマッチもあって、
けれど的確な火の起こし方を知っていなければ、
つけては消えてを繰り返すばかり。
炎を大きく育てることができず、
太い薪が燃え始める前に、小枝が尽きてしまいます。
そんな経験はないですか?
山の師匠からは、その長い人生で、何度も遭難者の捜索に出かけ、
痛ましい現場に出くわしたと聞きました。
焚き火をつけようとした形跡はあったが…、
燃えやすい木や、焚き火の仕方の知識をちゃんと知っていたら…と。
野外活動でのノウハウには、
災害時にも役立つものが、とても沢山あります。
加えて、様々な工夫を楽しみながら経験しておくことで、
いざという時、冷静な判断や咄嗟の機転にもつながり、
命を守る 本当の意味で役に立つ備えとなります。
同日は、玄米菜食カフェを経営される、ソレイユ店主の大野さんもご参加下さり、食事メニューでの工夫にも、栄養のこと、アレルギーのこと、水があるか、お皿があるかなど、備えの先の一歩向こうにも目を向けて、楽しく調理を進めていきました。
夕食は、ポリ袋で調理した、即席カレーとシチュー、焚き火で炙った玄米粉棒パンに、大豆肉のから揚げとダッチオーブンの温野菜です。カレーとシチューの水分には、お水の代わりに、常温保存可で栄養補給もできる、野菜ジュースや豆乳を用いました。
使ったポリ袋調理には、“高密度”ポリエチレン製の物を選んでいます。アウトドア用品店には、専用の袋も販売されていたりするので、機会があれば「百聞は一見に如かず」で、ぜひ一度手に取って見て下さい。そして機会があれば、「一実体験は、百見に勝るかも?」で、実際に使ってみたり、メニュー開発を楽しんでみたり、自身を含むご家族や大切な人たちの事情に合った備えを、話し合ったり、書き出したりしてみて下さい。いざという時、避難先となる集合場所は、共有できてますか?
目の前にある笑顔が、いつまでも笑顔であるために。
まだまだ暑い日が続きます。里山通いには、たっぷりの水分と、虫よけ対策や日よけの帽子、タオルや軍手、羽織れる長袖や足首まで隠れる長ズボン、夕立に備えた雨具、応急セット等、身近なところからの身を守る習慣、どうぞ心がけていて下さい。
残暑お見舞い申し上げます。
日 程
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ワークショップ里山日和♪ 2019年9月~10月のラインナップ