里山倶楽部自然農場日記9月号 NO128

2019.9.9


2019

最近の農場の様子を紹介しましょう。というよりこの夏の野菜の成果をまとめてみます。

不思議なことが起きているんです。結論を言うとどういうわけか、どの野菜も豊作ばかり。不満だったのはスイカが思ったほど実をつけなかったこと。それに追い打ちをかけるようにタヌキにまで横取りされてしまう有様(しかも一番なりの美味しいスイカを)。セット野菜のお客様に1個お届けするのがやっとという状態でした。スイカを待っておられるお客さが多いのに残念でした。日本全国たくさんの野菜セットがある中、夏の無農薬のスイカ、冬の無農薬のレンコンが入っているセットは滅多にないと思います。それが当農場の自慢です。

おっと話を戻さねば・・・事の始まりは玉ねぎです。去年大失敗した玉ねぎ。今年は何とかリベンジをという思いもあって例年よりたくさんの作付けをしたのですが、見事に大豊作。玉ねぎを保管するのに小屋につるすのですが、多すぎて私やポッキーでは追い付かずスモールファームの方々に助けていただきました。また量も多すぎてつるす場所がないほど。しかもこの玉ねぎがとっても美味しい。先日農場の野菜を扱ってくれている自然食品店の店長さんが「淡路島の無農薬の玉ねぎと鈴木さんの玉ねぎを並べておいておくと鈴木さんの玉ねぎの方が先に売れていくんですよ」・・・嬉しいですねー!

毎年うまくいかないスナックエンドウが今年は大豊作。今回は直まきをやめて、ポット育苗にしたのが成功しました。次に毎年成果の上がらないじゃがいも…これも大豊作(ちょっと小さかったですが)。今年はマルチを使用したのが良かったようです。

夏野菜では先ずズッキーニ。採れて採れて全て販売できないほど。次はきゅうり…毎日コンスタントに40本くらい収穫できその期間が長ーく続きました。最後にはきゅうりを支柱に支えているひもが切れてしまうほど。こんなことは今までありませんでした。そして現在進行形ですがオクラ。毎日5キロくらいずーっと収穫できています。オクラは農場の得意な野菜で毎年好成績ですが。トマト、ミニトマトも例年より長い期間にわたって収穫できています。そしてどういうわけか鳥に食べられず、防鳥ネットを張る手間が省けました。ピーマン…これまた大豊作。あまり得意な作物ではないのですがどういうわけか今年はたくさんなりました。さすがにお盆を過ぎて一段落の様子ですが…。こうやってあげてくるとスイカをのぞいてほとんどの夏野菜が豊作という結果です。

なぜこんな結果になっているのか理由が分かりません。作り方は今までと全く同じ。EM自然農法を貫いているだけです。河南町で10年を超えてきた歳月で土が変わってきたのでしょうか?そうだとすれば嬉しいのですが・・・何か見えない糸でリードされているような気がします。「勝って兜の緒を締めよ」これからも謙虚にEM自然農法を貫いていきます。

 

お客様の声

 

あッスイカや!(湯気ほかほかのテンサイ坊や)持って、くるっと横向いたとたん、バシャ!!罵声がとびかうなか、ムシャムシ(笑)一番おいしいところはぞうきんへ

(Mさま)

 

 

たまちゃんのつぶやき

 

先日の台風は、雨はたくさん降りましたが、大きな被害はなくほっとしています。と言ってもそんなに強い風は吹いてないと思っていたのですが、なんと簡易トイレの屋根が飛んでしまっているではないですか。トイレの中で青空を見ながら用を足すなんて初めての経験でした(笑)台風が去っても暑さは残っています。そんな中ですがオクラは元気!!夏野菜がそろそろ終わっていく中、まだまだ大丈夫そうです。とはいえお盆を過ぎたら秋、冬野菜の段取りもしなくては・・・。で、早速人参の種をまいています。冬野菜の種まきが終わるまでこれまた忙しい毎日です。

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