里山倶楽部自然農場日記10月号 NO129

2019.10.7


2019秋

「自然農場からのお知らせ

 

いつもお野菜を大切に食べていただきありがとうございます。スタッフみんなで少しでも喜んでいただけるよう取り組んでいます。

なるべくお届けの日に収穫し配送準備しているので、畑に完熟に近くまで置いておきます。雨が降ると水分を多く含んだり、その日の状況に左右されやすいのも事実です。

今回まくわりお届けしましたが、上下にひび割れができたら食べ頃で、それに近い状況で収穫お届けしているのですが、配送中傷んでしまうことがやっぱりおきてしまいました・・・。楽しみに箱を開けたのに傷んでいた・・・ご迷惑をおかけして申し訳ありません。食べ頃をお届けしたい気持ちもあり、これからもこんなことが起こると思います・・・クール便は送料が高くなることもあり心苦しく・・・。状況を確認するためにも、傷んでいることがあればまずはお知らせいただけるとうれしいです。

なすも秋ナスで美味しい時期ですが、雨の後など水分を含んで茶色く傷んでしまう事もあります。気をつけて出荷しているのですが・・・その他お気付きのことございましたら、お知らせ下さい。どうぞよろしくお願いいたします。」

 

これは先日あるお客様よりまくわうりが傷んでいたという連絡があり、そのお詫びの文章です。

農場ではできるだけ畑で完熟したものをお客様に提供するように努めています。トマトなどもスーパーで売られているように未成熟のものを先取りして、店頭に並ぶ頃に赤くなっているというようなやり方はしません。まくわうりは昔懐かしい味がすると好評なんですが、たくさんの野菜の中でおいしくいただこうとするととても難しい。上記の文章にもありますがまくわうりの一番美味しい食べ頃は頭か、お尻にヒビが入ってくるか、ヘタが自然にとれると食べ頃のサインです。逆にそのような状態になっていない(未成熟)と、まさにただの「うり」で甘みも何もありません。その違いを知っている私達生産者はどうしても完熟したのを箱詰めしようとします。実にひびがいってるわけですから、配送中にトラブル発生という残念な結果が生じてしまうのです。未成熟でもいいからセットにいれるか、危険と隣り合わせでも美味しいものを送るか、それともまくわうりは止めにするか・・・毎年悩んでいます。ぜひお客様の声を聞きたいです。

なすですが、上記に書いてるように、雨が多く降った後などは水分を多く含み過ぎて、収穫後時間が経つとじわーっと腐りが出てくると考えていました。ところが今年のなすはちょっと状況が違うようなのです。先日取引先の自然食品店の店長さんから「なすが一晩置いておいただけで茶色く腐りが出てきた」という知らせがありました。でもそのなすは雨が降った後のなすでないのに・・・不思議に思っていたら、後日その店長さんから「今回の件は鈴木さんのところだけでなく、熊本、長崎、岡山と他から仕入れているなすも同じ状態だと。どうも天候の影響ではないか?」と言うのです。そんな不思議なことがあるんだろうかと思っていたら、他のバイヤーさんからも堺や岸和田のなすもおなじ状況で取扱いに苦慮しているというお話を聞きました。ハウスものは分かりませんが、露地ものはみな同じ状態が発生じているようなのです。異常気象もここまできているのか?EM自然農法は異常気象に強かったのではないか?

 

お客様の声

 

いつも美味しいお野菜ありがとうございます。まくわうり食べ頃頂きました。トマト夕食に出しました。主人が、美味しい!と絶賛。どこが違う?って聞いたら、昔の味がする!と言ってました。トマトは他と比べたら甘いです。姑も味を良く知ってるから、昔の味するトマト喜んでます。ありがとうございます。        (Oさま)

 

たまちゃんのつぶやき

 

9月に入っても涼しいとは言えず…暑い!!でも柿がほんのり色づきはじめたり、虫の声が変わってきて季節は進んでいるなぁと感じます。稲の花も咲き、これから10月の稲刈りにむけて田んぼの様子も変わっていきます。楽しみです。        (9月9日)

 

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