里山倶楽部自然農場日記11月号 NO130

2019.11.8


稲穂2019

この度の台風19号、被災された方には心からお見舞い申し上げます。栃木県佐野市の私の親戚も被災し他人事とは思えません。

年天変地異の度合いも内容もひどさを増すばかり。最近の巨大台風は海水温の上昇によると言われてます。その原因を世間では地球温暖化の大合唱。私にはどうもその話はうさん臭く素直についていけません。私は1995年(阪神淡路大震災の年)まで証券界に在籍して主に営業をやってました。証券界に有名なことわざがあります。「人の行く裏に道あり花の山」分かりますか?みんなが買いだ買いだといった時こそ売らねばならない。皆が売りだ売りだといった時こそ買うチャンスだ。という教えです。25年間の証券界での生活でそのような見方が現在の私の生き方を律しているようです。だからこんな無農薬農業なんかやってるんでしょうね。我ながらうなずけます。

話がそれてしまいましたが、そんな偏屈な見方が染みついた私からすると、地球温暖化の原因が炭酸ガスの排出にあるという主張にはどうも納得できません。またそれが何の疑問もなく唯一正しいと周りが言えば言うほど私は引いてしまいます。

最近ある知人が「海水温の上昇は原発の排出する温排水が大きな原因だ。100万キロWの原発が1秒間に70tの海水の温度を7℃上昇させる」と教えてくれました。なるほどこちらの説の方が私にはピッタリくる。そもそも大気中に0,03%しかないらしい二酸化炭素濃度では温室効果なんて期待できないわけ。原発の本来の恐ろしさを隠すのが地球温暖化説ではないかというのが友人の結論です。今回の19号台風についても原発による海水温の上昇との関連がマスコミ始め一切出てきません。

阪神淡路大震災の話が出ましたので、神戸の震災(あえて阪神淡路とは言いません)が私の人生を変えたキッカケをお話します。

私は26年間証券界で生き馬の目を抜く競争の世界にどっぷりつかっていました。忘れもしません。1989年の大納会のダウ38900円台を最高値にバブルがはじけました。それまで順風満帆だった私の仕事も一気に奈落の底に。仕事もうまくかみ合わない、家庭もいろいろな問題が山積。そんな悶々とした生活をしていくうちに自分の仕事に疑問を持ち始めたのです。果たして私の仕事が社会の中で何の役にたっているのか?企業の長期産業資本の調達の為に?・・・と聞かされていました。でも現実は金持のお客様の儲かった、損した、の博打の片棒をかついでいるに過ぎない。そんな心境の時に1995年、神戸の震災が発生したのです。

その時に私の人生を変える場面を目撃してしまいました。

あの悲惨な現場になんとたくさんの人たちが救出にかけつけているではありませんか!危険と隣り合わせ。そんなことをかえりみず必死に救出作業をしている人々を見て「あッこれだ!!」私は即座に決心しました。今の仕事をやめようと・・・。今でこそ災害ボランティアは当たり前のようですが、当時私にとって、とっても新鮮でした。そしてこれが21世紀に生きて行く人間の姿なんだと確信したのです。まさに「神の戸」が開かれたんだと・・・。私はその年の秋に何をするという目的もなしに証券界を去りました。

でも21世紀に入っても私の理想とする日本にはなっていません。いまだに人間の力を過信して自然に打ち勝とうとするばかり。人間は自然の前では謙虚であらねばなりません。それが22年間無農薬農業をやってきた私の結論です。

お客様の声

 

いつも美味しいお野菜ありがとうございます。毎週入るジャガイモをスライスして揚げて食べるのが週末の子供たちのお楽しみになりました。意外に好き嫌いが多い次男が、芋づるソテーを美味しいと食べていました。カボチャはとっても甘く、蒸しただけでおいしくいただきました。今後とも宜しくお願いします。        (Oさま)

 

シソの実、毎年の楽しみの一つです。早速塩漬けにしました。あと、可能ならで良いのですが、さつまいもが出てきたら多めに入れてもらうことはできますか?料金が変わっても良いのでたくさん欲しいです。                (Jさま)

 

たまちゃんのつぶやき

 

朝夕は冷えてきましたが、お日様が出てくると気持ちのいいお天気です。台風の多い今年、お天気にひやひやしながらですが、柿が色づいたり実りの秋です。種をまいた冬野菜が大きくなってきたので間引いて間引き菜としてお届けしています。まだ暖かくてネットをかけていても虫にてこずっていて・・・穴あきでおどろかせてすみません・・・。でもこれから大きくなろうとする葉は栄養いっぱいなので、きざんでそぼろにまぜるなどでお召し上がりいただくとうれしいです。                (10月14日記)

 

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