里山倶楽部自然農場日記1月号 NO132

2019.12.29


5期卒塾式

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年は農場も新しい挑戦を試みたいと思います。それについては次回で報告する予定です。

 

昨年の11月30日スモールファーム自給塾の最後のカリキュラムが終了しました。4月から始まった塾は足掛け8カ月。大体月1回のペースでお米作りと野菜作りを学んできました。この8カ月を通して強く感じたこと。それは河南町の里山という自然環境の中で、回を重ねるごとに参加者同士の心が開いて素晴らしいハーモニーを響かせる場に変わっていったことでした。特に最終回はそれがマキシムに達し、人と人のつながりの妙を強く感じさせていただきました。また塾生からスタッフに刺しゅう入りのタオルがプレゼントされるというサプライズがありました。これ以上の喜びはありません。

 

最終回、「第5期スモールファーム自給塾を振り返ろう」と題して聞いたこと3点(私の野菜作りで感動したこと、私のお米作りで感動したこと、スモールファーム自給塾で学んだこと)の塾生の回答を紹介します。今回は紙面の都合上「スモールファーム自給塾で学んだこと」を取り上げます。

 

<スモールファーム自給塾で学んだこと>

〇人間は自然に生かされているということ。いろんな方とのつながりの中で生きているという事。子供たちに体験させてあげたこと。思っていたこと全て体験させていただけました。子連れでご迷惑かけたこともありましたが本当にありがとうございました。今期のメンバーの皆様と出会えて良かったです。

〇無農薬野菜にこんなに虫がつくなんて・・・そのことに挑み続けられている鈴木さんはじめスタッフの方々はすごい!!そのパワーの源知りたいです!!短い間で自然の恵みとの付き合い方など様々学べました!!デジタル疲れと全然違う心地よい疲れが家に帰ってもリラックス効果がありました!!感謝であります!!盛りだくさん盛りだくさんでしたがスモールファームとの出会いでこれからの人生の幅が広がりました。感謝しかありません!!

〇スモールファームに参加している日は、自分の時間間隔が普段とは違い毎回自分の生活を考え直すきっかけになっていました。自然と共生しながら農に関わっていくヒントがスモールファームにはあると思いました。これからも自分の生活の中に農と関わる時間を作っていきたいです。

〇安心安全な野菜とお米を作るのに惜しまず手間をかけるという事を学びました。また、仲間と一緒に作業すると楽しいな、と改めて感じました。

〇自分で育てたという始めての経験はとっても楽しかったこと。スタッフの皆様に恵まれたこと。

〇野菜の気持ちを考える。とりあえずやってみてわからなかったら聞く。自然は分からないことだらけ、でもそれで良い。

〇色々な方と同じ方向を向いて作業する楽しさ。天気、季節等自然と向き合いながら感じながら出来る楽しさ。

〇自然農法の野菜作りと農業問題の現状を知ることが出来、特に自給率37%と聞きショックです。このままでは…!日本全体の社会問題を考えることになりました。食べ物=食生活。野菜作りを学んでいっそう考えることとなりました。

 

以上塾生の感想の一部を紹介しました。嬉しいことに卒業生の内4名の方がさらに上の実践できる場→「イポイポ村」に参加することになりました。こちらは開村して2年目になります。今年からは総勢14名の方がお米と野菜の自給に挑戦することになります。「ゆるい共同体」がさらに発展します。またイポイポ村に参加されない方々も家の近くで菜園を始めたり、何らかの形で「農」に携わっていってくれます。

今年の第6期のスモールファーム自給塾も、里山を利用してより一層充実した食の自給を目指していきます。是非スモールファーム自給塾にお越しください。

 

お客様の声

 

サツマイモ、オーブンを低温にセットして一時間半焼きました。あっという間なくなりました。ありがとうございました。      (Jさま)

 

キクイモをチップスにして食べるのにはまっています。   (Hさま)

 

たまちゃんのつぶやき

 

出荷場所のある持尾に通じる道が昨年の台風21号でくずれたままになっていましたが、ようやく補修工事が始まりました。工事がおわればやっと安心して通れるようになります。災害の多かった今年、なかなか復旧できずに不便で不安な思いをされている方も多いと思うと、来年はおだやかな年になりますようにと願わずにはいられません。「いつも通り」すごせて、「いつも通り」の恵みがありますようにー。

(12月16日)

 

里山倶楽部ってどんなところ?

  • 団体概要
  • 里山の達人たち
  • 入会のご案内