南河内連携WS第3弾『持続可能な暮らし方 ~バイオトイレ編~』のご報告です。

2020.1.3 開催しました。


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2019年11月23日(土)

里山と暮らそう!ワークショップin南河内第3弾

Handy style×ちはやあかさかくらす×里山日和♪

<持続可能な暮らし方 ~バイオトイレ編~>を開催しました。

“里山と暮らそう!ワークショップin南河内”は、
南河内で活動する様々な個人や団体がつながり、連携していくことを目的に、
今年の夏から約半年に渡り開催中のリレー形式のワークショップです。

第三弾の11月は、『暮らし×循環』をテーマに、
お隣の千早赤阪村で活躍される田中力哉氏と「里山日和♪」がコラボ。
今回はバイオトイレを切り口に、
循環やリノベーションといった持続可能な暮らし方について向き合いました

昨今トイレ問題は、野外での活動において大きな課題となってきており、里山俱楽部でも同様です。
このワークショップでは、バイオトイレの仕組みやコンポストトイレの自作の仕方、
堆肥作りにも役立つ活用の良い面と、メンテナンスなどのかかる手間、

両側面を踏まえながら学びました。

実は、里山俱楽部のかぼちゃの家には、
故久門太郎兵衛さんが利用されていたバイオトイレが設置されています。
現在、メンテナンス等の事情で運用はしていない実物の見学と、
屋外にある古くからのトイレでは、排泄時に糞尿を分別回収できる今では文化財的価値があるという便器と便槽をご紹介し、
午後からは、それぞれのトイレの壁が剥がれ落ちている部分の修繕に、
プチリノベーション体験で漆喰塗りにも挑戦しましたIMG04869

屋外にあるトイレは、農作業等外から帰っった際、
履物を脱いだり汚れた服を気にせずすぐに入れるトイレとして、
とても理にかなっている事に気づきます。
久門さんは生涯百姓で、農作業着は作務衣と地下足袋。
在りし日の面影と、有機農のトップランナーだったお姿が、バイオトイレと重なりました。
そして、先人の左官の技術、まっすぐな壁面にも簡単の声がわきました。

講師の田中氏は、社団法人ちはやあかさかくらすのメンバーとして道の駅「ちはやあかさか」を運営し、

個人では、リノベ―ションの会社を経営され、同村での空き家問題にも取り組まれています。
参加者の多くは切実にトイレ問題を抱えられていたこともあって、
本業の知恵と技術を惜しむことなく伝授下さいました。
秋晴れの下、最後には焚き火も楽しみ、繋がりに感謝、課題の一本前進にも大感謝。

まっ白な手が勲章にもなった連携日和でした♪

 

●講師:田中力哉さんからのメッセージ

今回、講師という立場でワークショップに、参加いたしました!楽しく作業が出来きてなおかつ、建物の修理ができるという一石二鳥の取り組みが今後も増えていくといいなぁと感じました。ワークショップは参加者とコミュニケーションが沢山できることと、作業をして、その場を修理することで土地へのエンゲージメントも高まり、参加者がまた、訪れたくなる場所になればいいなと思いました!
貴重な機会を有難う御座いました!実践しながら“こまらんクラフト”を知り、どんな人たちが作っているかインターネットで調べたりしました。これから必要になると思うので、仕組み化したり、行政や自治体と一緒になってできればいいかなと感じています。限られた時間の中で、漆喰も途中になってしまいましたが、また時間があれば手伝えたらと思いますし、塗り進めていって欲しいです。

IMG04870〈参加者ご感想〉
・やっぱり山で生活する上で、水と共に排泄は大事な問題。
・手動でなく、ゴミ箱サイズよりも大きく、かといって大きすぎない中間のもの(コンポスト)はあるか?
→Aコンポストは手動が多く、コンポストを好まれる方は、非電化にこだわりも多い。

・このような場所では、家で使うよりも、使用率の高いトイレが必要。調べていくと、トイレって面白い。
・チラシを見つけた時、これや!ってすぐ思った。いい事聴いて、早速実行しようと思う。トイレ、漆喰、即役に立つ。非常に良かった。
・かぼちゃの家のバイオトイレは昔からあったが、気づかなかった。今回初めて知った。昔はどこでも…で良かったが、今は具合が悪い時代になってきた。もうちょっと発展的なトイレの参考になって良かった。
・いい場所ができた、また立ち寄りたい。

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