里山と暮らす応援講座 ~春期果樹編~
7月5日(日)
「果樹林の管理方法、チェーンソーの体験」
午前は座学と現地でミカンの果実を観察して果樹林管理の復習をしました。参加者が少なかったので、わからないことをしっかり質問することができました。午後は手道具の実習として、いろいろなノコギリの切比べと竹の伐採を行ったあと、チェーンソーのレクチャーです。一応、全員経験したことがあるとのことで、玉切り体験と目立て体験に分かれて時間いっぱい取り組みました。玉切りも目立ても奥が深く、たった一日ではまだまだ…と感想をシェアし、春期の果樹講座を締めくくりました。
(受講生の感想より)
・毎回そんなこともあるのかと、びっくりするような知識が得られます。今日は農薬を散布してもよい時期が限られていることに驚きました。道具については、チェーンソーの目立てを教えていただきましたが、奥が深く今日だけではとてもとてもでした。
・これからは(実家の裏山の)果樹を一年を通して見てみたいと思います。また今後はチェーンソーを的確に大切に使用するようにします。
・なぜ豊作、不作は起きるのか、梅のように気候の影響が大のものもあるが、ミカンはどの枝を残すかを見極めることが肝要であることを知ることができました(まだよう分かりませんが)。冬の収穫を楽しみに手入れを怠らないよう頑張りましょう。
(山口講師より)
・みかんの着果状況を確認できました。傷果もいろいろなパターンがあるのを実感できていただいたら幸いです。まだだいぶ果実が着果している枝がありますので、後日摘果しておきます。午後からの倒木、竹の伐採は、森林の植生を身近に感じることができ非常に有意義でした。のこぎりやチェーンソーの扱いは勉強になりました。山作業は道具とのつきあいが非常に大切であることが実感できました。今後も道具をうまく扱い、里山に入り込みたいと思います。