キヤノン学びより ~梅しごと&初夏の自然観察~ 開催しました。

2020.7.31 開催レポート


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キヤノン学びより ~春夏編~
6月27日(土)
「梅しごと&初夏の自然観察」

4~5月が中止になったため、この6月が今年最初の学びよりになりました。まずは緑蝶会の飯島講師からスライドで植物についての「お勉強」。これがとても効果的で、みなさん野外観察では予想以上の興味を持って熱心に植物と向き合い、時間がとても足りませんでした。昼休みには昆虫標本の解説があり、虫への関心も高くなったようです。午後は梅林の草刈り作業のあと梅を収穫し、梅シロップをはじめ、味噌や醤油、梅干しの加工方法のレクチャーと試食を楽しみました。
みなさん活動再開を待ちかねていたのか、ほぼ満員御礼でにぎやかな一日でした。

(参加者の感想より)

・植物はちょっと歩くだけでもすごく種類があり覚えきれませんでしたが、ちょっとずつ食べれるものとか活用の仕方とか覚えていきたいなと思いました。

・花の特徴について関心を持って眺めるというのは今までなかったが、事前に知識を得ておくと見る目が変わって楽しめそうに感じられた。今日の参加は自然への興味のきっかけとしては十分だった。

・田舎のくらしに少しだけふれてみて、田舎が美しいのは人が手入れしているからと感じました。今回の体験で、梅のことも植物も虫も少し身近に感じました。

・オカ(陸)ボタルの出現にびっくり。「鎌」の講習、道具の使い方は大事!

・ほんの1時間程の間に、花や植物たちの生きざま、工夫などが紹介されて濃密な時間を過ごせました。ドクダミの花と舌状花、管状花のしくみを覚えて帰ろうと思います。

・収穫後の梅の実の加工方法、おまけに昨年漬けた様々な梅漬けの製品の味見等々、盛りだくさんのメニューで充実した一日でした。

(緑蝶会講師より)

・昆虫類は少なかったですが、ミヤマカラスなどここらでなければ少ない蝶にも出会え、ヤマトタマムシも出はじめでした。生き物は森林やなジャングルにはあまりいません。森のはずれやひらけた里山に生きているものです。里山の保全は生物環境の保全の第一歩だと感じます。(白井講師)

・今回の観察では「見る」だけでなく「触る」「嗅ぐ」などの感覚を使って観察しました。「見る」では漠然と花を見るだけでなく、花の構造や、虫との関係で発達してきた構造などを知るために、はじめにスライドを見ました。実際に野外では、植物の毛の生え方などを手ざわりで確かめたり、臭いをかいだりして特徴を確認できました。事前に話している中で、中々覚えられないという声がありましたが、覚えようと努力しなくても大丈夫です。野外で植物や昆虫と出会う機会を大切にしていけば勝手に覚えられますよ。(飯島講師)

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