里山と暮らす応援講座 ~防災編~
9月22日(火祝)
「里山から観る防災、大雨災害対策と自然環境」
秋の防災編の第1回は、白井講師による法面保護技術のレクチャーから始まりました。大雨の際に想定される被害や影響をみんなで出し合い、また実際の現場を歩くことを通じて、里山での土木技術について深く考える機会になりました。休憩時には災害時に役立つパンの缶詰を美味しく体験し、実作業として土のう作りにも取り組みました。雨天で虫の音観察は少しだけになりましたが、講師ご持参の昆虫標本をじっくり見ながら、里山の虫たちの生息環境にも思いをはせました。
(参加者の感想より)
・人間にとっては安全のために必要な工事が、自然破壊につながっている側面も あることに気づいた。両方の視点をもちバランスをとっていくことが大切。
・人間は自然に対しての開発はするけれど保全はきわめて抜けている。この開発 と保全を、ともに生かす方法を考えるきっかけになった一日です。
・里山で出会った虫たちを写真とかでまとめたいなあ~。みんなで昆虫写真集で も作れたらいいなと思いました。
・昆虫のお話、たいへん楽しく聞かせていただきました。これからは畑に来る昆 虫などにも関心を持って接したいと思います。
・畑に飛んでくるチョウチョがどれも皆同じに見えていましたが、これからは 少し注意して観察したいと思います。
・虫の音を聞くとやすらいだ気持ちになります。付近でも宅地開発が進んでおり ますが、虫の音を聞ける環境を残してほしいと思います。
・色々と虫の話にも興味を持ってもらえてうれしかったです。河南町の自然がこ れからも大切にされていくことに期待しています。