8月8日(日)里山と暮らす応援講座
~昆虫の世界/虫目線で見る生態系と水のつながり~
SDGs生きもの編、今回のテーマは「昆虫」と、SDGsゴールの「G6安全な水とトイレを世界中に」です。ゲストスピーカーは大谷大学の岡島先生、SDGsの構造や今後の課題、持続可能な開発の考え方から人権まで、奥の深いお話にたいへん考えさせられました。その後に白井講師から昆虫のお話を聞くと、虫だけでなく人間と虫との関係まで思いをはせることになりました。午後は源パラのフィールドで 源流の湧き水見学と昆虫採集、さらにクビアカツヤカミキリのトラップ回収と昆 虫の同定で虫三昧しました。テーマの昆虫と水とトイレがどうつながるか見通せずにいましたが、一日を通してそれらの関係性が見えたように思います。
<みなさんの感想より>
・SDGs自体の問題点も整理して説明いただき理解しやすかったです。昆虫も知らない話を多く聞けて、昆虫界の不思議に魅力を感じました。
・SDGsの話、つきささりました。人権というとき人間のみがクローズアップされるが、人間と虫の関係や土の中の菌が薬という話が印象に残りました。
・SDGsとは何か?(疑問フツフツ)ボトムアップが命題であることが判ったけれど、みんな一緒を目標にするのかは難しい。
・SDGsを政策的に進めるには、なにか里山で見たり体験することに興味や楽しさを見いだして、逆に歯止めををかけることは大事であると思う。
・「益虫」と「害虫」の区別は人間の都合?「人類」が増え過ぎたことが地球環境を壊すことは間違いのない事実だと思います。
・今後、自分がどのように社会への働きかけができるか探りたいと思います。源流探しで、山~海までひとつなぎの関係性を担っていることに気づきました。
・SDGs講義の後半は心に迫るものがありました。昆虫の名前を知ることで、ますます里山に親しみを持つようになりました。
・すべての生きものが自分の命を、また子孫を守るため必死に生きている姿に感動しました。虫大好きになりました。
・今日一番の印象は、わき水!長い旅をして海に出ていくんだなあって感動しました!棚田やスイレンそしてトイレ等、SDGsに関連することも実感しました。