9月23日(金祝)里山と暮らす応援講座 森創り編
~秋の植物を利用しよう~
雨予報の一日、小降りのうちに棚田と里山の植物観察に出かけることから始まりました。傘をさしての道中ですが、飯島講師の楽しいお話にみなさん雨のことも忘れているようす、源流や棚田の雨の景色も堪能できました。かぼちゃの家の座学であらためて秋の七種などを学び、午後は持尾城址の草刈りへ。雨も止んでしっかり作業したあとは、おまちかねの草木染めタイムです。こだわりの“木の布”を絞ったり折ったりして、栗の実とイガの煮出し汁とミョウバンもしくは刈払機の刃の鉄サビで染めていきます。ちゃんと鎌砥ぎもして、最後はステキに仕上がった草木染めを持って記念撮影しました。
<みなさんの感想より>
・ここに来ると循環を体全体で味わうことができる。人間は一人で好きに生きているのではなくて、いろいろな物にささえられて生きているんだよ、そのために自分たちができることは何?と問いたい。子供たちにこの風景を見せたいな。
・環境の勉強中なので、非常に役立つ内容だと思いました。源流では神秘的な印象でした。小屋からスギやヒノキを眺める、そして雨、とても素敵な景色です。草木染めは最高に楽しい!エシカルファッションの体験ができてよかったです。
・雨の里山も美しいですね。水の力で植物も輝いて元気になっていく気がします。秋の七種(ななくさ)と春の七草のちがいも初めて知りました。楽しみだった草木染め、やさしい色あいに染まって気持ちもやさしいきもちになりました。
・日々通りすぎるだけの緑も、解説付きで見ることでいろんな発見があった。飯島先生のお話で「違いがわかること」が大切という言葉が心に残っている。興味、発達の原点だなと思う。これからもいろんな違いに気づいていきたい。
・秋の七種と春の七草とのちがい、カラスウリのこと、カマ研ぎでの切れ味がよ かった。草木染でいろいろな風合いが出来てよかった。雨もやみ、自然の中での 作業は楽しくストレス解消になりました。くりきんとんおいしかったです。
・源流の水が思いのほか少なかったこと、雨でも楽しめること、鎌を研ぐのはドキドキでした。イガ栗で染めるのもおもしろかった。植物と暮らしの関わり、自分の生活にとりいれられればいいなと思います。
・雨の中でもいろいろな植物との出会いがあり、人と植物のかかわりに気づくことができたのではないかと思う。参加者の皆さんが面白いと感じていただけたら嬉しく思います。草木染は思った模様にならなかった。他の人の作品を見て、いろいろ美しい仕上がりですばらしいと感じた。(飯島講師)