刈払機講習会を開催しました。

2024.6.22 開催レポート


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草刈の季節がやってきました。みなさま愛機の調子はいかがでしょうか?

注意一秒、怪我一生! 作業の前には、作業計画や服装装備、愛機の状態、危険予知、諸々。自分自身の為、そして仲間の為にも、その日一日を楽しく終えれるよう、作業の前に一呼吸。安全第一を全ての基準に、シーズンオフまで、今年もどうぞご安全でありますように。 今回の受講者は、20代~30代の若者3名。それぞれに、御実家や職場で草刈り技術が必要だったり、そういうお手伝いをする機会があるという方々でした。空模様が少し怪しく、気候の変化にも時間割を入れ替えながらの対応、6月開催としては珍しい?焚き火を囲んでの座学の時間には、座学の内容とはまた別のもう一つ、何か心に沁みるものがあったそうです。それぞれどの様な形でか、これから森林整備に携わっていかれるとすれば、おじいさんになるまで、これから何十年もかかります。草刈も、大ベテランとなられるその日まで、いかに安全に、身体にも機械にも負担を少なく、より経済的に?効率よく作業に当たることができるか。

里山倶楽部が行う安全講習会は、上手になるためのものではなく、道具の特性も含め、まずはケガをしない、させない、仲間の安全も守れる、それを要としています。 安全第一を合言葉に、コツコツと経験を重ねていけば、必ずいつかは上達します。そして技術はさておき、真剣に安全講習を受講し、実践に取り組んで下さるみなさんであれば、安全への目配りだけは習ったその日から、もうベテランさんです♪ 今、里山倶楽部では、生物多様性をより意識した環境改善への取り組みが行われています。そこでは、草の刈り方一つにも、目からウロコの意識の配り方を学びました。地面を乾燥させる刈り方は、荒れ地を好む草が繁茂しやすく、その代表的な例がアメリカセンダン草などです。服につくと取るのにやっかいな“くっつきむし”と称される草たち。これらを一掃するには三年ほどかけ、地際で刈らない草刈を心がけると地面への潤いが保て、前年に落ちた種は、花が咲く前に刈り取る。それでも花が咲いた時には、種がまた落ちてしまう前に更に刈り取りを行う(地際で刈らない)。そんな自然との向き合い方があると、教わりました。

足元をよ~く見れば、一面の草むらも、たくさんの種類の草の群落や交わりによって構成されています。自然が描いた設計図。そこにはどんな都合があるのか、考えながら草の刈り方をデザインするもの、適材適所、草刈作業が苦手な方にも出来る“草刈の作業準備”です。刈り払い機、手鎌、黄色い声援、休憩の冷たいドリンク、作業計画…。草刈はチームプレーです。一人で全てを賄うことも多々ですが、仲間が増えれば、作業もきっと捗るはず。どうぞ楽しい草刈ライフ、安全第一の積み重ねで、いつかの大ベテランさんの誕生となりますように。


            

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