9月19日(木)20日(金)環境改善ワークショップ
~ シガラづくり&石積み by 坂田昌子講師~
〈1日目〉
本拠地の斜面では、”シガラ”という枝や落ち葉・木杭を用いる万葉の時代からある、水をいなし散らす工法で、尾根筋にあたる活動地の土中環境に向き合いました。季節柄、貯め置いた枝は折れやすくなり、シガラを編む(枝を絡ませる)には、あちこちでポキポキと、特に初めてご参加下さった方には、少し要領を得辛かったかもしれません。
〈2日目〉
棚田エリアで、U字溝を外したあとの、溝や法面の養生を”石積”の技術をもとに教わりました。斜面も法面も、どちらも”水”の力によって土が削られ、日常に「心配」が持たらされている活動地です。自然の声を聴く・観る力が弱くなった今、改めて先人の知見に学ぶことは、どこか潤いにも似た時間でした。今では、近隣集落の大半のお家が石積の上に建てられていることにも、ただの石垣ではなく、誰かの手仕事…と目がいきます。そして、それが、何十年何百年と、崩れないを前提に家屋か建てられており、その一つ一つに積み方や時代時代の建材の変化を感じるようにもなりました。
いつ完成するのだろう?…と、シガラダ*ファミリアへの道は続きます🍃
ワークショップの2日間、皆の癒しは、里山倶楽部の夏の名物、たまをさんの手作りシロップかき氷&竹炭焙煎珈琲&クロモジ茶でした🍧💓梅味、文旦味、イチゴ、抹茶、トッピングに、あんこと果物、練乳も😋
今年は、坂田講師の大好物をオマージュした、シロクマさん風かき氷でした🐻❄️
〈…3日目?〉
棚田の崩れのケアが、前日に治まりきらなかった3日目。たまたま近隣での次のお仕事が午後からだった講師は、朝早くより再訪問下さり、お時間の許される限り法面のケアに手を動かし続けて下さいました。頭が下がります。
このワークショップ、安心と豊かな生態系を再構築する里山の環境改善が目標ですが、その魅力は、心を通い合わす仲間、講師、遠方からもお足運び下さる様々な背景を土台にされる参加者の皆様。そんな出会いが、何よりの力になっています。皆様、ご参加、ご協力を本当に有難うございました🙇
次回は11/4(祝)-5(火)と、2/10(月)-12(水)です。