11月24日(日)里山と暮らす応援講座 源流の森と棚田編
~里山の道は誰がつくる?~
今回はいつもと違う山を歩いてみる日として、千年の森にでかけました。道案内はてるじいこと谷口正輝さん。弘川寺の由来を聞いて林道から学校林へ。途中、人工林の間伐のようすや山崩れの倒木、炭窯跡、竹林退治の苦労、桜植樹の歴史などを見学しながら、あらためて山の手入れの大事さを考えました。
タニで昼食の後、午後は棚田から斯波さん山に登る小道の修復作業です。路肩が少し崩れかけているので、いつも通るときに危なっかしい箇所です。竹を伐採して資材を現地調達し、いろいろ悩んで相談しながら、みんなで道を整備していきます。完成した道の歩き初めでは、その歩きやすさに驚きの声があがりました。残りの時間はシガラのための落ち葉をあつめ、温かいタイ焼きのおやつでしめくくりました。
みなさんの感想
・千年の森の意味が、弘川寺の歴史が大化の改新の頃までさかのぼることができると、谷口先生に教えていただいてうなづけました。長年(16年前)にわたる小学校の課外授業で使われていることも感動的でした。
・山の場所によっていろんな顔があり楽しかったです。学校林、こんな環境にふれて育つ子供たちは幸せだな~。いろんな山を歩いて、あらためて人の手を適宜いれていくことの大切さを感じました。
・弘川寺は元の小学生がこのお山で活動できているってステキだなと思いました。昼道づくりはなかなかの力仕事!竹の杭を打つ時いい音がして嬉しかったです。少し掘って道が歩きやすくなって意外でした。まったくやっていないところと違いすぎ!
・自力で竹を切り、枝の払い方をやっとマスターできました(快感!)。現地調達で道普請して、そのノウハウを学べたのも大きな収穫です!弘川寺ハイキング、旧棚田の様子や倒木から、手を入れ続けないと里山維持ができないことも、あらためて理解できました。
・今日は気持ちよく千年の森を歩けて、またよく働けて楽しかったです。シガラに参加できなくて残念だと思ってたのが、落ち葉あつめで参加できてうれしかったです。
・たまには別の山道を歩くのもいいものですね!ハイキングにしては急な坂のためしんどいかったです。道の補修は大変です。でも大事です。里山のみなさんご苦労様です。これからの落ち葉あつめ頑張ってください。
・人工的につくられた森は、人がちゃんと手入れをしないとどんどん荒れていってしまうのだ。きちんと手入れされた森は明るくてとても美しい。そのためにはたくさんの人が森に関わって「手入れ」をしていかないといけないのだ。