夕方になりました。
里山へと集う足取りを、上がった雨が優しく迎え入れてくれます。
「焚き火と お月見音楽会~@タキギコル~」の始まりです♪
まずはオープニングから。
そんな日の開催に、
こんな絵本から始めていきました。
「あめふりくまのこ」(ひさかたチャイルド)
お山に雨がふりました。
あとからあとから降ってきて、
ちょろちょろ小川ができました。
いたずらクマの子かけてきて、
そうっとのぞいてみてました。
魚がいるかとみてました。
(中略)
なかなかやまない雨でした。
かさでもかぶっていましょうと、
あたまに葉っぱをのせました。
‥続けて、バイオリンによる唱歌「あめふりくまのこ」の演奏。
この日のゲスト奏者は、里山キッズクラブ事業部のスタッフ、
ゆらっちこと由良美咲子さんです。
絵本の朗読は、葛城里の家の栄お母さん。
バイオリンの演奏に合わせ、「あめふりくまのこ」をみんなで歌いました。
そうしていると、空から滴が落ちてきて‥☔
オープニングの後は、
場所を軒下に移し、焚き火で軽食づくりを楽しみました。
軽食とはいいつつ、あいにくの空模様を受け、食事を焚き火でたっぷり楽しめる内容に変更。
テーブルいっぱいにご用意した、
自然農場の色とりどりのお野菜や、
サンマ、栗、きのこなど、秋ならではの旬の食材を、
参加者みんなでアイデアを出し合い、
楽しく調理を進めていきます。
焚き火で焼いたサンマや焼きナス、きのこと野菜のホイル焼き、ゴーヤチャンプルーに、根菜のスープ。ダッチオーブン料理、栗ご飯にサツマイモご飯。彩り豊かなお料理が食卓を温かく賑わせました。お味は伝えるまでもありません。
お米を差し入れくださった、農園てるおやじさん、有難うございました。
食事の後は、お待ちかねのゆらっち演奏によるお月見音楽会のスタートです。
降り出した雨に、お月様の下とはいきませんでしたが、焚き火の傍ら、里山の夜の空気に、バイオリンの音色が美しく響きます。
情熱大陸のテーマ、クラッシック、ジブリの楽曲など、次々と奏でられる、まるでその人柄を映すような美しい演奏に、参加者は誰もがうっとりし、そして贅沢な一時を過ごしました。
お仕事お忙しい中、ご準備、演奏くださった、ゆらっち、本当にありがとうございました。
おしまいに、焚き火の周りで、お月見団子を食べつつ、ゆらっちへの感謝と、この日の感想を分かち合い、雨に見送られる中、和やかなお開きとなりました。
<参加者のご感想>
・里山倶楽部に足を運びたいと前々から思っていて、ようやく今日それが叶いました。これからもまた参加したいです。至福のひと時を有難うございました。
・ゆらっちのバイオリンの演奏が楽しみでした。参加してよかったです。
・子供たちが毎回タキギコルへの参加を楽しみにしています。また次回も参加したいです。
・暗くなって、焚火を囲んでの食事や、みんなと過ごす空間がとても心地のいいものでした。
演奏会も楽しかったです。ありがとうございました。
雨に好かれた里山日和、ご参加くださったみなさま、幸せな里山日和を有難うございました♪
‥みなさまをお見送りし、ようやく片付けが終わった頃、
見上げた空の雲間から、お月様が顔を覗かせてくれました。
長い一日の疲れが吹き飛ぶ、ご褒美のような一瞬のお月見でした。