里山倶楽部自然農場日記8月号 NO115

2018.9.10


4期4回目

里山倶楽部自然農場日記8月号 NO115

 

西日本豪雨被害、想像できないほどのたくさんの命が奪われました。異常気象、異常気象とあいさつ代わりに使っていた言葉がこれほどの地獄絵を見せつけられると気楽に使えない言葉として現実に迫ってきます。私も以前から当欄で異常気象が異常気象でなく、これが常態化した気象だと認識して行動しなければならないというようなことを言ってました。

先日の西日本の豪雨以来、雨の一粒も降らない灼熱地獄が続いています。田んぼのあと地の自然農場の畑の土はまさにセメント状態。カチカチな土の中に野菜さんたちよくぞ生きているものだと感心します。

雨が降ったら有り余るほどの雨量。降らなかったら一滴のしずくも天から落ちてこないという極端な気象。そして特に最近の気候の特徴として四季が無くなったように感じます。冬が終わって春がなく夏の到来。今年は梅雨がなく豪雨の後、一気に真夏になりました。最近ではそのようなことが茶飯事です。去年10月の河南町を襲った豪雨も忘れることができません。いまだに遅々として復旧工事が進んでいません(予算の問題)。ブルーシートで覆われているところがたくさんあります。里山倶楽部への進入路もいまだに崩れたままで軽自動車しか通れません。国は北朝鮮が怖い怖いと国民を脅して防衛費に散財するのでなく、もっと身近な国土を守るインフラに力を注ぐべきです。地震も頻発しています。今後も多くの自然災害が予想されます。我々国民一人一人が覚悟するだけでなく国ももっと真剣に最悪の場合を想定した政策を実施して欲しいものです。国民の命の危険が迫っているときに国をリードすべき人たちが酒盛りをしているようでは何おかいわんや。国民はもっと怒るべきです。

何時からこのようなカオスの時代に入ったのでしょう?私の実感として阪神淡路大震災が契機となって現在に至っているように感じます。くしくも私が26年間の証券界の仕事をやめて自然農法の道に入った年と一致します。神戸から始まった地球規模の大変化。まさに字のごとく神の戸が開かれたのです。

 

たまちゃんのつぶやき

 

7月12日

たくさん雨が降りました。TVでみると画面から茶色の水が街を飲み込む様子にただただ息を飲むばかり・・・皆様のお住まいの地域は大丈夫でしょうか?おかげさまで農場は土砂崩れ等はありませんでした。が・・・この雨で初どりのミニトマトは割れてしまい出荷量が少なくなっています。スイカは雨のあとの高温のせいか元気がなく・・・トウモロコシは病気なのか葉が茶色に・・・心配ではありますがまずは無事がなによりです。

 

7月16日

先日の雨・・・たくさんふりましたが、農場の畑、田んぼは崩れることもなく無事でした。でもTVの画面をみるとその光景にただただ驚くばかり・・・もとの生活にもどるためにはまだまだ時間がかかりそうな上にこの暑さ・・・少しでも早く日常がもどることを願わずにはいられません。収穫間近の作物が泥をかぶっている姿も・・・こうやってセットをお届けできるのは当たり前だけど実は本当にありがたいことだとつくづく感じました。

この雨の影響なのか・・・トウモロコシの葉が茶色になってしまいました。病気になってしまったようです。この様子だとお届けできないようです。スイカも豪雨による根腐れで半分くらいが立ち枯れてしまいました。キュウリもちょっと収量少なめです。

 

 

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