里山と暮らす応援講座 計画編 第4回 6月9日(日)
~里山の生きもの、出会う・学ぶ。命にぎわう森創り~
この日の講師の大門聖さんは、昆虫、植物、水生動物、外来種問題まで幅広い知識を相当の熱量をもって語ってくださいました。午前の座学では、季節ごと環境ごとの生き物たちのそれぞれの物語に圧倒され、午後のフィールドワークでは、なにげなく見過ごしている生き物の説明にあらためて引き付けられました。途中、持尾城址の歩道まわりの草刈り作業もはさんで身体も動かし、里山の自然環境にどっぷりひたることのできた一日でした。参加者それぞれが、いくつかの生き物や自然の姿について、強烈な印象をもって帰られたことと思います。
<参加者の感想から>
・コカブトムシに、臭いの良いカメムシ、ホトトギスとウグイスの関係、セミの寿命などいろいろ驚かされました。生きものとの出会いをもっと大切にしたいと思います。
・外来種についてのお話が特に印象的で、排除するだけでなく、コントロールしながら共存していくことが大切だとわかりました。
・「名前」を伝えられることのインパクトは相当に大きいことを思い知らされた。「知識」も同じであろう。1日、1講座、1つずつ覚えていって、引き出しを増やそうと思います。
・里山というものを、現場でそれと認識して関係できたのは初めてで、座学やまとめ、その間のフィールドワークも含めて、外来種問題の複雑性など、より具体的に里山的な暮らしやその在り方を体験できた。
・鳥や虫の生態をフィールドワークを通して学ぶことができて、よい機会となりました。次は土壌や菌・カビなどミクロな観察ができればと期待します
・自然のすごさを改めて感じます。花が咲き、蝶が舞い、小鳥のさえずりを聞きながらそこに立つ。環境について一歩深く学べたのはよかったです。