<2019.5.4開催>
ワークショップ里山日和♪のご報告です
今年も、新緑まぶしい5月の里山で、
『お茶摘み&手もみ茶作り』体験を楽しみました。
里山俱楽部には、
お茶の木が、たくさん生育しています。
遡ること6年前、
お借りしている敷地内の果樹林を覆い、
針葉樹林へと迫る荒れた竹藪を伐り開く整備をしたら、
中に埋もれていたのが“お茶の木”でした。
それから毎年、お茶摘み体験を催しています。
後に、気づいたことは、
お茶の木が、広範囲に渡り、林縁に沿って育っていること。
かつて暮らしの必需品として植えられたそれらが、
種を落とし、斜面を転がり、柔らかに広がって自生してきています。
ワークショップ当日は、
絵に描いた様な五月晴れ。
眩い緑に包まれる中、
摘みたてのミントで、ウエルカムティーを味わいながら、
お茶作りの工程を説明と、茶摘み歌も練習。
今年は、麩糊をお鍋で練るところから、
ホイロ作りも体験いただきました。
定番は、お昼ご飯に振る舞う、大きな羽釜で炊く茶粥です。
午前中に、お茶摘みを楽しみ、午後には炭火にホイロを載せて、
いよいよ手もみ茶作りに挑戦しました。
テレビの中で観るのと、実際にやるのとでは大違い。
時間のかかること、温度や湿度に気を払うこと、
それが長々続くこと。
なかなか撚りがかからなかったり、
力のかけ具合や、吸いつくような手の感覚。
爽やかな香りと、時々ホイロから飛び出して、
炭火の中から漂うほうじ茶の様な香ばしい匂い。
ご参加者それぞれが手もみされた世界に一つのそのお茶は、
完成後に、全員で飲み比べも楽しみました。
針の様になっていた茶葉が、元の形へと戻る姿を喜んだり、
同じように手揉みしたお茶の味が、それぞれしっかり異なることに驚いたり、
今年も、里山のお茶摘み日和は、幸せと笑顔を運ぶ一日でした♪
<参加者のご感想>
・美味しかったし、楽しかった。お茶の木の手入れが気になる。根元の土が崩れて倒れているお茶の木を立ててあげたい。
・初茶摘み、楽しかった。新芽を食べてみたことも大変楽しかった。手もみ作業は難しく、ヒジキみたいになったけど、味は美味しかった。マイナスイオンをいっぱい浴びて、ストレス解消になった。
・前は、2月に参加したけど、毎回、風景がその時々で全然違う。緑の若葉、環境に感激。流れる時間が緩やかで、ストレス解消にもなった。また来たいです。
<~ありがとうございました♪~>
利用することで紡ぐ里山保全。
お茶摘み体験前日、
『里山ボランティアの日』へご参加下さった皆様が、
お茶の木の周辺と、そこへと続く道程の草刈りをして下さいました。
安全に利用するためには、事前の整備が不可欠。
お茶摘み体験のワークショップを安全に行えましたこと、
ここに感謝して、ご報告申し上げます。