<2016.5.14開催>
5月14日(土)「お茶摘み、お茶揉み」体験を開催しました。
♪夏も近づく八十八夜‥とは、立春を過ぎて88日目の日を指します。今年は、5月1日でした。
‥そこから更に約2週間、里山に自生するお茶の木も、綺麗な新芽をたくさん大きく伸ばしています。この日は、午前中に茶粥作りやお茶になる野草摘みを楽しみ、午後からは、お茶の木から新芽を摘んで、手もみの釜炒り茶作りに挑戦しました。釜の熱には、炭火を利用しています。
お昼には、茶粥もいただきました。昔から茶粥には、その炊きあがりを表す言葉に、「大和の茶粥、京都の白粥、河内のどろ喰い」という表現があります。大和(奈良県)はサラサラ、河内(大阪東部)はドロドロ。へっついさん(竈)で炊いた茶粥は、最初大和風で、おかわりが進むにつれ、3杯目を食べるころには、おき火の余熱でお米が柔らかくなり、しっかり河内風に仕上がっていました。
これからの季節、茶粥はさっぱりサラリで食べやすく、暑い夏にも、ミネラルも豊富でお勧めの郷土料理です。
日本茶、中国茶、紅茶、作り方は異なるものの、どれも同じお茶の木の葉から作られており、新茶の季節、それぞれの産地、様々な国の方が、みんなお茶摘みをされている。茶畑は世界共通。そんな想像にも想いをはせた、今日も幸せな里山日和でした♪
<参加者のご感想>
- 緑が濃ゆすぎる中に囲まれ、自分で摘んだお茶をいただけて、血液が緑色にかわりそうなくらい幸せ。光合成をしそう。
- 自分で摘んだ茶で、お茶をいただく贅沢。
- お茶を作る技術が、昔の人、古代の人、よく発見されたと思う。その方々によって我々は美味しいお茶をいただける。お茶の木のお茶や野草、いろんな効用があり、お薬になる。昔の人の知恵はすごいなぁと改めて感じた。
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