2019年1月12日(土)開催 ワークショップ里山♪
「焚き火と星と 林業Night☆彡@タキギコル」
今宵のテーマは“林業”。
1月、こんな寒い季節にも、焚き火の周りには、
柔らかな笑顔が集います。
暖かさをうむ焚き火の薪が、
どの様な場所から産まれてくるのか、
林業という世界をキーワードに、
じっくり寄り添うそんな夜。
振り返れば、
林業らしいご紹介は、片手の指で余るほど。
代わりに温かな団欒や差し入れのつきたて餅、
男性陣が腕を振るって下さった、
美味しい美味しい焼き鳥が、お腹を満たした夜でした。
中心には、終始暖かな焚き火がありました。
この火に用いた薪は、昨冬に里山保全活動で伐りだし、
一年寝かせた広葉樹の薪です。
また、林業への興味を膨らませる、お腹も喜ぶ一品に、
我らが恩師、林業の達人で、奈良県吉野郡川上村の辻谷達雄大師匠直伝の、
石焼き味噌汁も楽しみました。
焚き火で真っ赤に焼けた石は、焚き火の中でオレンジに透け、
それはそれは綺麗でした。
出汁じゃこと味噌、ネギに原木椎茸、薄く切った自然農場の無農薬人参、そして焼き餅。
具材は、半分が戴きもの。お正月ということもあってか、なかなか豪華になった一椀に、
山での仕事を想像しました。きっと、具材は山の幸や川の水、曲げわっぱが器で、
じゃこは、おやつも兼ねていたかも。
寒い冬山での作業の休憩に、焚き火と石焼味噌汁は、どれほど身体を温めてくれたことでしょう。
焼けた石を何かで包めば、即席ホッカイロにもなっていたかも。
大師匠に、教えていただきたい山の技が、あとからあとから湧いてきます。
尽きない話題に、飽きない焚き火、星の瞬く夜でした。
最後に、皆さんに伺いました。今年はどんな事がしたいですか?
ある方は、「冒険」。ある方は「(自分を)探検」、
来月のタキギコルで会った時、どこに探検に行くか相談しよう!
そんな話題も飛び出しました。
参加者全員が主役の里山日和♪
それぞれの出逢いや冒険、探検の一助になれればと、
今年もぼちぼち焚き火の傍ら、皆さんの“里山日和♪”を応援していきます。
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「里山日和♪」は、里山で過ごす一日を、
“今日里山へ来れて良かったな~”と、そう幸せに思える、
そんな日和を意味しています。
里山ならではの体験、その季節ならではの醍醐味、
そして季節の恵みや伝統文化、手しごと体験など、
里山に足を運ぶきっかけとなる様な、
ほんの少しの非日常の、そんな体験が待つ一日です。
老若男女、もし里山にファンが増えたら、
耕す人、遊ぶ人、草を刈る人、子どもの心と身体を育む人、
大人の心と身体を癒す人、幾つになっても青春、勉強…、
森を育む人、田畑を育む人、農産物を食べる人、里山の恵みを利用する人。
里山「で」暮らさなくとも、
里山「と」暮らす時間が、そこにはあります。
里山「と」出会うきっかけ作りが「里山日和♪」の役割です。
“里山って、どんなところ?”
きっと答えは、十人十色。
でも、そういう環境が、未来にずっと続くかどうかは、
人が関わることをやめてしまうと、徐々に里山は荒れていきます。
里山と関わる人が一人でも増えれば、
未来の子供たちも、きっとカエルやイモリ、トンボに出会えたり、
未来の大人が、木陰で森創りに汗を流したり、焚き火を見つめたり、
そんな場所を次の世代へ、バトンリレーで繋いでいけるかも?
“里山”は、かつて野山を開き、
食料や燃料、道具などを得るために田畑や山を育て、
そうして、今では自然が豊か、生物多様性に優れている、
そんな風に呼ばれる場所となってきました…。
未来の里山は、誰のどんな居場所になっていくでしょう。
今を楽しむ里山日和♪
足を運ぶたびに出会える、二つとない瞬間の数々を楽しみに…。
日 程
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今後のラインナップ⇒<3月~4月の里山日和♪>