2017年4月16日(日)
里山俱楽部本拠地のフィールド整備を行いました🌱
整備の内容は、崩壊斜面の修復作業。
昨年の9月、降り続いた大雨の影響で、
活動拠点脇の果樹法面(斜面)が、
大きく土砂崩れを起こしました。
この法面の上部には、
里山保全活動の根幹を支える整備道具を収めた倉庫、
無農薬野菜の出荷や、休憩、打ち合わせ等を行う作業小屋か建っています。
崩壊の上部は、それら建物の地面際まで達しており、
予断を許さぬ状況でした。
以来、復旧作業の方法検討、測量、施工図設計、必要な資材の手配、施工指導、そして施工。
沢山の方からご協力を得ながら、少しづつ、コツコツと修復作業を進めています。
この日は、有志9名の手により、
斜面に丸太で土留めを施しました。
土留めには、間伐材を利用しています。
同作業に先立ち、
4日前の4月12日には、斜面に残る土砂で流れた石や木材、
ゴミなどを人海戦術で取り除き、
併せて倉庫や休憩場所の整理整頓、清掃作業も行いました。
目下、梅雨入りまでに、何とか目途をつけなければと、
それが大きな目標です。
この様な作業の昼食には、ほぼ毎回、
参加した仲間で同じ釜の飯を美味しくいただき、
楽しく親睦も深めています。
4月12日は、遅咲きの桜が丁度見頃でした。
昼食には我らが料理番にお願いをして、
お花見弁当を作っていただき、
大きな桜の木の下で、
皆でお花見も楽しみました。
普段は、農林作業、講座の運営、
事務や各個々の仕事で忙しく過ごす
里山倶楽部の主要メンバーにとって、
季節をゆっくり味わうことが、実は簡単なようで、なかなか意識をしないと時間の持てない、
加えて、皆で日を合わせて集うということが、少し難しいことにもなってしまっています。
たまには作業の手を休めて、季節の醍醐味を味わうこと。
自分たちが整備する場所の醍醐味を、一番にしっかり楽しむこと。
穏やかな昼下がりは、エネルギー充電の幸せな宴となりました。
斜面の復旧作業は、まだまだ道半ばです。
里山保全に繋がる様々な活動が、
大人も、子供も、安心・安全に展開できる環境創りへ、
引き続き、フィールド整備を楽しみながら頑張っていきます。 2017年 4月22日